“好き”・“やってみたい”を仕事に
人が育つ環境で、自分らしいキャリアを歩む

KPMGコンサルティングは、社員一人ひとりが自らのキャリアをデザインし、自律的に築くことを大事にしています。
若手社員はどのようなきっかけで、自分のやりたいことや仕事の価値観を見つけ成長しているのでしょうか。

KPMGコンサルティングに入社した理由を教えてください。

Y. H
Y. H

新卒でKPMGコンサルティングに入社しましたが、元々ビジネスを創ることに興味があり、さまざまなテーマや人と関わることができるコンサルティング業界を志望し就職活動をしていました。結果、いくつかのファームから内定をいただき、最終的に2つのファームで悩みました。片方は、丁寧に手取り足取り教えてもらえるような環境、もう1つがKPMGコンサルティング。KPMGコンサルティングとの内定受諾前の面談で悩んでいることを素直に相談した際に、「行きたい方に行ったら良いよ。Hさんはどうしたいの?」と、学生をお客様扱いせず「君はどう思う?」と問いかけてくれるフラットな社風に惹かれたことが入社の決め手でした。これまで成長を実感できたのは、自分の意見を主張できる環境にいたときだったからです。

T. Y
T. Y

前職の郵便・物流会社で営業支援の仕事を経験し、退職後に英国の大学院に留学してマーケティングを学びました。卒業後の転職活動では、前職より高い給与と待遇であること、専門性が身につきスペシャリストを目指せることを条件にしていました。
KPMGコンサルティングに出会ったのは、留学先から参加したキャリアフォーラムでした。コンサルタント業務はジョブローテーション制がなく、自身の専門性をじっくりと高めることができると感じ、希望する条件を満たす仕事と思い転職を決めました。

M. N
M. N

前職でも別のコンサルティングファームで働いていましたが、そこから、KPMGコンサルティングに転職した理由はサービスラインや人材の多様性、海外とのネットワークなどの特徴があり、事業に厚みがあると感じたためです。新規分野でのチャレンジを推奨する文化にも興味を引かれました。
KPMGコンサルティングの面接官などから聞いたリスクマネジメントやグローバルガバナンス構築などの仕事の話がとても面白く、その方々の人柄も好印象であり、入社を決めました。

KPMGコンサルティングで自分らしく働けたと感じた、
充実感をおぼえた仕事について教えてください。

Y. H
Y. H

まさに現在担当する宇宙ビジネスの仕事です。宇宙ビジネスにはチームの立ち上げから携わっていて、自分の仕事が宇宙事業を盛り上げることにつながっている実感があります。
宇宙ビジネスは非常に裾野が広く、たとえば、人工衛星で地球を撮像してそのデータをカーボンクレジットやSCM(サプライチェーンマネジメント)に役立てるなど、さまざまな活用がされています。
今は民間宇宙ビジネスの萌芽期であり、多くのクライアントから新規事業立案支援の依頼を頂戴しています。特に充実感を得られるのは「一緒に悩みながら、一緒に作ることができること」。クライアントが偉いわけでも、コンサルタントが偉いわけでもなく、対等な“チームメンバー”として一緒に歩んでいます。宇宙領域には、純粋に宇宙が好きな人間が集まっているので、共同体的なムードがあるのも良いところです。

T. Y
T. Y

現在携わっているESG戦略リスクの管理体制の構築にやりがいを感じています。最近では、リスク評価方法やリスク管理部門から経営へのエスカレーション方法など全面的な変革を行ったうえで、自ら策定した手法を用いて評価し、その結果に基づきPDCAを回していく、というワンストップでの支援を行いました。こうしたリスク管理体制の構築は、事業特性やリソースを考慮しながら設計し、複数部署の理解を得ることも必須なため、正直大変です。しかし、クライアントへの長期間の支援を通じて、プロジェクトのどの点がクライアントにとって有用だったか検証ができ、手ごたえを感じています。
また、最近では気候変動や消費者意識の変化など、リスク管理のカバー範囲は、中長期的に経営に影響を及ぼす事象に広がっています。こうした事象に対し、誰が・いつ・どのような役割で判断するかを整理し、それによって導かれたリスクについて経営や取締役会が理解し対応していく経験を通じて、経営に資するリスク管理を再考するきっかけにもなりました。

M. N

これまでさまざまな領域で培った知見を生かして、社会的に課題意識の高い領域でサービス提供に携われたときに自分らしく働けたと感じます。特に、経済安全保障・地政学サービスチームの立ち上げをリードしたこと、法務・コンプライアンスサービスの立ち上げに携われたことが印象的です。
入社当初は、法務コンプライアンスサービスチームの黎明期で、自分の関心が高いサスティナビリティ領域や海外リスクマネジメントに関わる分野を担当してきました。近時は、経済安全保障・地政学チームのリーダーとして、その立ち上げから関連領域のサービス価値向上に向けて尽力しています。経済安全保障・地政学関連で対応すべき企業課題の領域は広く、KPMGの戦略や、サプライチェーン、テクノロジー、各業界の専門チーム、地政学のグローバルチームなどとも連携しています。またさまざまな領域で、第一人者たる社外有識者の方々にもご助言を受けています。国内外の多くの専門家と連携しながら、中長期戦略やサプライチェーン、ガバナンスに絡む複雑な課題対応に携われるのはコンサル冥利に尽きると感じています。

自分のやりたいことや仕事への価値観が定まったのはいつ頃ですか?

Y. H
Y. H

入社して1年半ほど経った頃です。価値観が定まっていく過程には2つのきっかけがありました。1つめは新たな領域で新しいものを創っていくことへの興味です。KPMGコンサルティングでは新卒は入社後の1年間でさまざまなプロジェクトを経験し、希望を出して配属が決まります。私は当初現在の所属とは違う部署を希望していたのですが、配属直前にブロックチェーンに携わるプロジェクトにアサインされました。当時ブロックチェーンは市場に出たばかりで、新たな技術を使ってビジネスを創り出すことをとても面白く感じていることに気づいたのです。そこで急遽、現在所属するBusiness Innovationユニットへ希望を出し、配属が叶いました。
Business Innovationユニットでは、貿易、産業ロボット、情報銀行、暗号資産、オルタナティブデータといったさまざまな領域を担当しました。そのなかで、たまたま担当することになった宇宙関連のプロジェクトが2つめのきっかけです。宇宙産業は技術開発がドライバーとなり発展してきたプロダクトアウト型の業界であるが故に、ユーザーニーズが追いついてきておらず、サービスを提供する側とユーザーに大きな隔たりが存在します。そのような産業ギャップを埋めるために、第三者として我々のようなコンサルタントが価値を発揮できると感じたのです。
そこで上司とともに宇宙分野の専業チームを立ち上げることに携われることになりました。立ち上げの際は、もちろんビジネスとして成り立たせることは前提ですが、コンサルティングファームとして社会的に意義のあることであればチャレンジすべきという考えが社内には浸透しており、さまざまな形で応援してもらえました。結果的には競合他社のなかでは一番早く宇宙「専業」のチームを立ち上げることができ、今では総勢20名を超えるメンバーが在籍し、忙しくて目が回るほど、案件の引き合いをいただくことができています。

T. Y
T. Y

やりたいことが定まってきたのは、現在所属するユニットの前身である組織に参画してからです。さまざまな業界やサービスを経験し、同僚やクライアント等と対話するなかで、「モヤモヤする違和感を追求すると自分のやりたいことがわかる」ことに気づきました。
モヤモヤの理由を突き詰めると、自分の譲れない価値観や関心が見えてきます。私の場合は、議論し尽くされていないことがあるとモヤモヤします(笑)。人や環境、社会をより良くするために対応したことで、実は別のステークホルダーを傷つけていないか?自分が行おうとしていることは本当にサスティナブルか?と常に疑いたいので、ESG関連リスクを適切に議論できる場を構築することは非常にやりがいを感じています。今後取り扱うテーマが変化しても、すべてのステークホルダーの立場に立って問題解決に取り組み、企業の課題をサポートするコンサルタントでありたいと考えています。

M. N
M. N

若手のときから、企業や社会の課題解決につながるインパクトのある仕事に携わることや、複合的な知見が要求される領域で自身のスキルを活かせることの2つを重視していました。弁護士資格を取得しましたが、あくまで強みの1つとして捉えており、具体的な活動領域は中長期的な社会的ニーズが高いものを中心に、柔軟に対応できるようにしたいと考えています。近年、地政学・経済安全保障に関連した領域を主に担当しており、もちろん、その分野の研鑽は継続しながら、今後も、社会や企業の行方を想像しながら、やりたいこと/やるべきことの解像度を高めていければと考えています。

仕事以外でご自身のキャリアのために取り組んだことはありますか?
その際にまわりからのサポートをどう得たのかも教えてください。

T. Y
T. Y

昨年、KPMGコンサルティングがスポンサーをしている「One Young World(通称:ヤングダボス会議)」の選考に通過し、1週間参加することができました。One Young Worldは18〜30歳のリーダーシップを持つ世界中の若者が企業やNGO、大学などから推薦を受けて参加し、その年ごとに設定されるテーマについて議論しアクションを起こすイベントです。
昨年のテーマは食糧危機やメンタルヘルスケア、紛争と平和で、各国から参加される方の意見に触れ考えを深めることができ、仕事面でも良い刺激になりました。開催時期がプロジェクトの繁忙期と重なってしまいましたが、上司が背中を押してくれたこと、チームメンバーのサポートも得られたことで応募を決断することができました。
また、Sustainability and Risk Transformationユニットでは「サスティナビリティ社会科見学」を実施しています。風力発電所や防災設備の見学など、サスティナビリティに関わる現場を自分の目で見ることで知見を深め、リアリティのある示唆につなげる狙いです。私自身も新宿区の子どもショートステイ事業の施設見学を企画するなど、積極的に関わっています。KPMGコンサルティングには、それぞれが関心のあるニュースや社会問題についての考えを持ち語ることを決して茶化したりせず、歓迎する文化があると実感しています。

Y. H
Y. H

2024年4月から大学院に通い、MBAコースでスタートアップビジネスやイノベーション、事業創造などを学んでいます。大学院に通うきっかけは、2023年にマネジャーに昇格し、プロジェクトの意思決定や判断をする立場になったことでした。私は宇宙ビジネスという新規事業領域を担当しているため、既存の最適解は存在しません。そして、プロジェクトの価値の上限は、マネジャーの力量に左右される部分があり、「自分は最善の選択ができているのか」と悩み続ける日々でした。
ただ、上司に相談して壁打ちをしてもらうと、スパッと決断ができるのです。その理由を考えたとき、経験の差はもちろんアカデミックなセオリーを持っておくことが重要なのではないかと考え、大学院入学を志しました。
上司に相談したところ、拍子抜けするほど好意的に送り出してくれました。迷惑をかけてしまうかもしれないと話すと「大学院に行くことは力になる。ただ、時間の制約が発生することも理解はしている。大学院を言い訳にするのではなく、大学院に通うことを前提にどうパフォーマンスを発揮するのかを見ている」と言ってもらいました。その言葉に身が引き締まり、頑張ろうと思いました。下位メンバーにも大学院進学を伝えると、「マネジャーが勉強しているのだから、自分ももっと学ばなければと思いました」と言ってくれました。
実は、KPMGコンサルティングでは大学院に通う人は決して珍しくありません。私の部署にも同じコースに通っていた人が数名います。

M. N
M. N

KPMGコンサルティングに入社後から書籍や記事の執筆やネットワーキングは大切にしています。テーマはグローバルコンプライアンスや、経済安全保障、サスティナビリティに関連したテーマです。弁護士会の企画に携わることや、出版社にお声がけをいただくことがあります。会社からも前向きに許可を得ており、会社に関連する場合には、職務としてサポートを受けています。

KPMGコンサルティングは自分らしく働ける環境だと思いますか?

Y. H
Y. H

ワクワクしながら宇宙事業に取り組めていて、自分らしく働ける環境です。宇宙ビジネスは多様な業界や企業が参入できるため、市場全体が拡大していってほしいと考えています。個人としても停滞することがないよう、さまざまなことを吸収しながら絶えず変わっていきたいです。

T. Y
T. Y

仕事と育児を並行しながら、昨年管理職になりました。私が目指したいのは「あの人みたいにはなれない」と若手が敬遠するようなスーパーウーマンではなく、「自分にもできるかも」と思われるような、もっと身近な女性管理職です。そのために、定時内で仕事を終わらせるようタスクを細かく区切って管理することや、クライアントの期待値コントロールを行い、双方目線の合ったアウトプットを提供することを心がけています。
女性の後輩からキャリアとプライベートの両立について相談されることも多いですが、そんなときは「自分自身の持続可能性を考えた方がいい」と伝えています。短期的に無理をして頑張っても、そのことが長期的に家庭や自分の健康に影響を及ぼすこともあるからです。
家庭でいえばパートナーとの関係、子供との関係においてみんなが納得できている状態で働き続けることが大事だと考えています。

M. N
M. N

自分の好きなことややりたいことに、十分すぎるほど携われています。KPMGコンサルティングは挑戦やコラボレーション、リスペクトを大事にしており、なかでも人を大切にする会社です。トップがいつも社員にそう語りかけているので、組織や社風に浸透してきており、働きやすい会社だと感じています。

※記事の記載内容は2024年9月時点のものとなります。