山下 雅和
執行役員
金融セクターソリューション統轄パートナー
HCD(採用・人材開発)統轄パートナー
大手金融機関の情報システム部門におけるITシステムの企画、開発、プロジェクトマネジャーとしての経験を経て、KPMGコンサルティングの金融機関向けのIT/デジタル活用、プロセス改善、リスクマネジメント等のコンサルティングソリューションを提供する組織をリード。合わせてコーポレート部門における採用、研修、キャリアケア、ウェルビーイング推進の担当パートナーを兼務。
若手のうちからオーナーシップをもち、経営者視点の思考力を身に付けられる
コンサルタントほど面白い仕事はないと思っています。
加速するビジネス環境の変化の中で、常にクライアントに必要とされる存在であるためには、コンサルタント一人ひとりがプロフェッショナルとしてバリューを発揮することが必要です。
コンサルタントは、プロジェクトごとに異なる業界に属するクライアントに向き合い、構想策定から現場の変革支援のための伴走まで、多岐にわたるテーマの問題解決にあたります。その中では、クライアントが抱える経営レベルの課題解決に向けて、自分自身が保有する専門性を発揮するだけでなく、新しいインプットを得つつ、多くの専門家とコラボレーションしていくことが求められます。
新卒社員や入社1年目であっても、ビジネスを俯瞰的に見ることを前提として、クライアントや上司とのディスカッションにおいても積極的に意見や提案を行うなど、プロアクティブに業務を推進することが求められます。これが、コンサルティング業界においては、早くから仕事に対するオーナーシップを持つということです。自分の目の前にある業務をこなす部分最適ではなく、全体最適を考える経営者視点で企業の課題解決にあたる。ときには苦しいこともありますが、頭に汗をかいてとことん考え抜き、乗り越えたときに、自身のさらなる成長を実感できるはずです。
専門性を深く磨き、オーナーシップを持った働き方でスピード感のある成長をし、その後のキャリアの選択肢の拡がりも得ることができる。これが、コンサルティングファームで働くことで得られる大きな価値なのです。
自らを成長させる舞台を目指して
KPMGコンサルティングは「人を大切にするNo.1ファーム」を掲げ、人=社員の幸せの実現を目指しています。社員一人ひとりが最大限のパフォーマンスを発揮できる環境づくりが、クライアントや社会の健全な発展に寄与すると考えており、育成のカルチャーや仕組みは他社に負けない強みを追求し、新たなチャレンジへの支援も惜しみません。
なぜなら、コンサルティングファームの財産は、“人”にほかならないからです。
一般的に、コンサルティング業界は人材の流動性が高いと言われますが、KPMGコンサルティングは迎える仲間に、「一生、この会社で働いてほしい」と本気で思っています。多様なバックグラウンドを持った“人”が企業成長や社会課題解決に貢献したいという熱い想いを抱いて集い、自らの成長とするやりがいをもって仕事ができる環境であり続けたい。ずっとワクワクして働ける場を作り続けていきたいのです。
昨今、「ウェルビーイング」という言葉を耳にする機会が増えました。
私たちは、ハードワークによって高い報酬を得ることがウェルビーイングだとは考えていません。働きやすい環境と共に働き甲斐が実現されており、社会における自らの存在意義が心理的安全性の中で見出されている状態が、ウェルビーイングであると捉えています。
これを体現している1つの例が、新しいビジネスチームの立ち上げです。KPMGコンサルティングには宇宙ビジネスやeSportsなどの専門チームがありますが、いずれも当初は、新しい領域に挑戦したいと有志が集まったところから始まりました。議論を重ね、ビジネスに発展したいとチーム設立に手を挙げ、その挑戦を認めて後押しするウェルビーイングな風土が、KPMGコンサルティングにはあるのです。
理想のキャリアを「セルフ企画型」で築いていく
「自分はどんなコンサルタントになりたいのか、そのために必要なスキルはどのようなものか」を常に問い、一人ひとりが自らのキャリアをデザインし、「セルフ企画型」でそのためのパスを歩んでいくことが、KPMGコンサルティングでのキャリア形成のスタイルです。
コンサルタントの基盤となるスキル、業界知見、デジタル、グローバルスキル、イノベーション力などの社内研修が、オンライン、グローバルイベント、自治体とタッグを組んでの参加型研修など、さまざまな形態で提供されています。
社内研修に加え、社外のeラーニングプログラムや、KPMGジャパンおよびKPMGインターナショナルが開発した、基礎から専門までカバーする学習コンテンツに、いつでも、どこからでもアクセスできるプラットフォームも展開されています。
海外経験を積みたい若手社員向けの「海外短期研修プログラム」では、どの国で誰から何を学びたいのか自ら企画し、役員へのプレゼンテーションで承認が得られれば、一定の範囲内で自由にグローバルでの学びが叶います。
プロジェクトワークで必要な学びを得ることはもちろん、寄稿やセミナー講師として登壇する機会も多いことがコンサルタントの仕事の特徴の1つであり、さらに自身の学びを深化させることが可能です。
自身のキャリア構築のために必要なスキル・知見を身に付けていくために、このような豊富な学びの機会を存分に使って欲しいと思っています。
もちろん、会社としてもキャリアを築くためのサポートは惜しみません。
たとえば、「パフォーマンスマネジャー」という、同じ部署のマネジャー以上が育成をサポートする制度があります。パフォーマンスマネジャーとの定期的な対話を通じて、目指すキャリアを実現するための目標設定、課題解決の支援を受けることができ、またその対話の内容は、プロジェクトへのアサイン時にも重要なインプットとして考慮されます。
豊富にある自己研鑽の機会、サポート体制を、自律的にプランニングして活用し、それぞれの理想的なキャリアを形成していってもらいたいと思っています。