KPMGコンサルティング(以下、KC)では今秋から新たな取組みとして「大学生向けの課題発見・解決力学習プログラム」を開始しました。(前回のブログでは、このプロボノ活動実施に至った背景/目的や理念をお伝えしているのでぜひそちらもご覧ください:LINK

今回は、30名の学生たちが参加し新たな学びへの挑戦をスタートさせた初回プログラムの様子をお届けします。

 

プログラムの概要

KCが提供するこのプログラムは、実在する企業が抱える課題をテーマとして、その課題を多角的に分析し、問題の真因の特定とその解決策を提案するプロセスを通じて、真の問題解決能力を養うことを目的としています。参加学生たちは、全9回のプログラムの中で、現役のコンサルタントと密度の濃いディスカッションを繰り返しながら最終的な提案を練り上げていくという実際のプロジェクトに近い形式で取り組みます。

 

初回の学生の様子

プログラムの初回、会場には少し緊張した面持ちの学生たちが集まりました。初めてのワークへの緊張と学びへの期待が入り混じる会場の雰囲気の中、プログラムが開始されました。講師を務める戦略領域で活躍する現役コンサルタントや、実際のクライアントも参加し、今回のプログラムの趣旨・進め方・テーマの説明からスタート。真剣な表情で聞く参加学生たちの様子はとても印象的で、参加者のプログラムに対する意気込みが感じられました。
その後、参加者は5-6名ずつのケースグループに分かれ、チームメンバーやサポーターの現役コンサルタントとの自己紹介やアイスブレイクを実施。参加学生同士の会話で少しずつリラックスした雰囲気が生まれると、さっそく、与えられた課題に対する意見交換が始まりました。参加学生間のディスカッションやサポーターのアドバイス・問題提起から、自分たちの考えに対する新たな視点を得る姿が見られ、参加者の一人は、「いろいろな方向から新しい考え方が出てくるのが刺激的で楽しい」と笑顔で語ってくれました。
初回のプログラムを経て、”自分の意見を伝えることや他者の意見を尊重することの大切さ”や”課題を整理して体系的に問題解決を図っていくことの重要性”を実感してもらえたようです。「最初は不安だったけれど、グループの仲間と協力することで自信がついた」や「実際の課題に取り組むことで、問題解決の検討方法への理解が深まったと感じる」といった声もありました。

 

 

 

初回のプログラムは、参加学生たちにとって貴重な学びの場となったようです。
次回のレポートでは、学生たちがディスカッションの内容をもとに課題解決のアイデアをまとめ、クライアントに対して最初の提案を行う中間発表の様子をお届けする予定です。

 

次回以降も、引き続きプログラムを通じた学生たちの成長の姿を紹介していきます。挑戦を経て、新たな気付きを得ていく学生たちの姿をお楽しみに!