今回は、KPMGコンサルティング(以下、KC)が今秋から始める新しいプロボノ活動についてご紹介します。

プロボノ活動とは、「職業上の経験やスキルを活用して行う社会貢献活動」です。KCではすでに複数のプロボノ活動を実施していますが、新たな取組みとして「大学生向けの課題発見・解決力学習プログラム」を開始します。

このプログラムでは、大学生が将来の自分のキャリアを自分自身で切り拓くための支援を目的として、社会で求められるスキルを在学期間中に学び身に付けるための学習プログラムを提供します。

今回のブログでは、

  • 本プログラムを開始した背景
  • 本プログラムの目的と内容
  • 本プログラムへの応募方法

について紹介します。

 

■本プログラムを開始した背景

この記事を読んでくださっている方の中には、大学生の方も多くいらっしゃると思います。

突然ですが、皆さんは、将来必要となる力を身に付けるための機会を、いま十分に得られているでしょうか?

現在は「未来に何が起こるか?」を見通しにくい“不確実性の時代”と言われています。また、組織に依存する形で個人が自分のキャリアや生活を守っていくことが困難な時代であるとも言われています。このような時代では、自分で自分の未来を切り拓いていく力を私達一人ひとりが身に付けていくことが、今まで以上に強く求められます。これはこれから社会に出ていく大学生の皆さんにとって、より切実な問題だと言えるでしょう。

その一方で、「若者がそうした力を身に付けるための機会が、十分に提供されていないのではないか?」という課題認識を私達KCは感じており、これが本プログラムの出発点になっています。

もちろん、現在の日本には、すでに素晴らしい教育機関やNPOなどが多数あり、若者が成長するための機会提供に日々尽力されていることに疑いの余地はありません。しかし、若者への機会の供給量は本質的な需要量にまだまだ追いついていないのではないかと、KCは考えています。

社会で求められる力が複雑化・高度化している時代では、政府や教育機関、志を持つNPOのみに頼っていては、「必要となる成長機会の量と質」を担保することは困難ではないか。 “企業”が果たせる役割・果たすべき役割があるはずであり、KCとしてもそこにより強くコミットしていきたいと考え、その最初の一歩として本プログラムを開始することになりました。

 

■本プログラムの目的と内容

本プログラムでは、「大学生の課題発見・解決力を高めること」を目的としたプログラムを提供します。

不確実性の時代において「社会で必要となる能力とは何か?」について100%の答えを定めることは困難ですが、「課題発見・解決力」は最も重要な能力の1つであるとKCは考えています。解くべき課題を自ら見極め、課題解決のために試行錯誤し、ある段階で課題解決の方向について意思決定・実行していく姿勢と技能は、職業人にとっても生活者にとっても今後ますます重要になると考えます。

また、KCはコンサルティングファームとして長年にわたって多くの企業の「課題発見とその解決」を支援してきた中で、「課題発見・解決」と「課題発見・解決力の育成」に関するノウハウを積み上げてきました。このノウハウを活かし、大学生が多くの学びを得られる場を提供します。

プログラムの概要は以下のとおりです。興味がある方は、プログラム案内もぜひご覧ください。

  • 時期:9/18~11/13までの毎週水曜日17:00-19:30(全9回)
  • 場所:大手町カンファレンスセンター
  • 内容:仮想プロジェクトに対するグループワーク形式
  • 対象:全9回のプログラムに参加可能な大学生(1,2年生優先)
  • 費用:無料(会場までの交通費などの実費は参加者負担となります)

 

プログラム案内

コンサルティングファームが提供する実践ワーク_参加者募集中

 

■本プログラムへ応募方法

本プログラムの募集人数や応募資格・応募方法は以下のとおりです。

  • 募集人数:30名程度
  • 応募資格:全9回のプログラムに参加可能な大学生
  • 応募方法:申し込みサイトにてご応募ください
  • 応募締め切り:6月末(募集状況により、早めに応募を締め切らせて頂く場合がございます)※原則的に、「9回のプログラムすべてに参加可能」な学生の方のみご応募ください
    ※急病や冠婚葬祭といったやむを得ない事情で欠席されることは問題ありません