前回のPart1 ではOne Young Worldについての概要から事前準備を中心にお伝えしましたが、今回は開催中の具体的な様子をお伝えします。

 

<OYW参加者のご紹介>

名前:Y. O

入社年度:2023年 新卒入社

所属:People & Change

国内大学 農学部を卒業後、2023年に新卒でKPMGコンサルティング会社に入社。人事制度改革や研修策定支援に携わる。

 

4日間を通して行われたOYWでしたが、1日を通してどのように動いていましたか。

各参加者は全てのイベントへの参加が必須ではなく、自分の関心や目的に応じてスケジュールを自由に組むことができました。そのため、KPMG Japanからのメンバーも同士でもサミット期間中に顔を合わせる機会は多くありませんでした。

私は今回の参加目的として「さまざまなテーマについて」「異なるバックグラウンドをもつ参加者と深く議論する事」を最も重要視していたため、少人数で特定のテーマの議論を行う、アクションセッションを中心に参加しました。

興味のあるテーマのアクションセッションを優先し、その他の時間では、プレゼンテーションやインタラクティブステージなどに参加するという1日を過ごしていました。また、多くの刺激や新しい情報、さまざまな方との交流が続くため、意識的に自分だけの時間を確保し、議論の振り返りや思考を整理する時間を設けていました。こうした振り返りの時間を持つことで、得た学びを自身の理解として定着させ、翌日のセッションにより主体的に臨むことができました。

また、一見すると自分の業務と関係の薄いテーマであっても、実際に参加してみるとビジネスや社会課題の観点でつながる要素が多く、新たな発見が得られる機会が多くありました。初めて触れるテーマでも刺激的な議論が生まれ、柔軟にスケジュールを調整しながら参加できた点は、OYWならではであると感じました。

▲OYWプレゼンテーション会場の様子

 

1日のサミットが終わった後にはどのように過ごしていましたか。

1日のプログラム終了後には、OYW参加者が集まるネットワーキングディナーやKPMGグローバルメンバーとの集まりなどもありました。そこで当日のセッションで得た学びや議論内容を改めて振り返り、他国の参加者と視点を共有することで理解をより深めることができました。KPMGグローバルに関しても各国でどのような部署、業務があるのか、新しく知ることも多くあり、KPMGグローバルとしての規模の大きさ、影響力の高さを改めて実感しました。

また、地域ごとに設けられたギャザリングでは、同じアジア圏からの参加者の業務内容・関心領域・キャリア背景が大きく異なり、多様性を実感しながら活発な議論が交わされました。こうした交流の場は、サミット全体を通じて得られたインプットを整理し、さらに視野を広げる貴重な機会となりました。

 

4日間を通して、議論した内容や参加者など印象に残ったエピソードを教えてください。

1つ目は会場のあらゆる場所で自然と議論が始まることです。

例えばクロークにコートを預けるために並んでいた際、後ろにいた参加者の方と軽い会話を交わす中で、その方がOYWでのワークショップ開催者であり、かつ私が所属するP&C領域でもあるリーダーシップ・企業パーパスを専門とする方であることが分かりました。そこから、それぞれのサービス内容だけでなく、現在の企業パーパスが消費者に与える影響について深い議論に発展しました。

このような出来事を通じて、サミットに参加している方が、議論への意欲を持ち、どこにいても議論がうまれる環境であること、そして自身の業務・興味関心分野に関わる人と偶然で出会うことができるという「世界の広さと狭さ」を実感しました。

2つ目は日本に強い関心を寄せる参加者も多くいたことです。

メンタルヘルスやDEIを含めさまざまなテーマについて議論を交わす中で、日本の文化をはじめ、日本の課題に対する実状がどうなのか、など日本の現状について積極的に質問されることが多くありました。

特にメンタルヘルスの分野に関しては、日本の若年層における自殺率の高さや、感情表現を控える傾向にある日本の文化的背景にも踏みこむ深い議論を行うことができました。

日本に興味をもつ参加者が多かったからこそ、日本の各状況がグローバルで課題として認識されているにも関わらず、国内での改善が進みにくい理由や、そのような環境下で自分がどのような取組みをできるのか考え直すきっかけにもなりました。

 

KPMGグローバルとはどのような交流がありましたか?

前述の通り、サミット後にはKPMGメンバーのみでのディナーが開催されました。それだけでなく、参加者全員が同じホテルに滞在していたことから、朝食会場で自然に会話が生まれるなど、より深い交流の機会も多くありました。今回プレゼンターとして登壇したKPMG GCDOのLisa Heneghan氏ともと直接お話しする場がありました。Lisa氏が登壇した際にはKPMGグローバルメンバーで会場前方に集まって着席し、KPMGフーディーを着用して応援するなど、グローバルとしても一体的な雰囲気を経験しました。

サミット開催前にはグローバルメンバーでミュンヘン市街の観光を行ったほか、KPMGミュンヘンオフィスの訪問も実施しました。正直、ミュンヘンオフィスについては日本のオフィスよりも規模が非常に大きく、また、ロボットがコーヒーを淹れるマシンの導入など、オフィス環境の先進性などにも驚かされました。

 

OYWへの参加を経てどのような変化がありましたか?

今回OYWに参加して、グローバルな視点および多角的な視点を持つことができるようになったと感じます。メンタルヘルスと組織風土改革の関係性など、一見すると関連が薄いように思えるテーマであっても、要素を多様な面から分解し検討することで、それぞれがどのように結びついている、どのような観点から考え直すことができるのかを意識するようになりました。

また、自身がどのような領域やテーマに取組んでいきたいかを改めて見つめ直すきっかけにもなりました。ディスカッションを通じて、身に着けるべき専門性と必要な視座の高さを具体的に認識でき、現在の業務に対するモチベーション向上にも繋がっています。さらに、P&C内でOYWの学びを発表する機会をいただいたことで、どのような議論や経験を得たのかを社内に共有し、自分が関心を持つ領域や今後関わりたいテーマについて、多くの人に知っていただけた点もポイントと思います。普段からコミュニケーションは取っているものの、改めて自身の熱意を伝える良いきっかけになりました。

また、このような貴重な機会に参加したこと自体が、自信の醸成にもつながったと感じます。

 

 

グローバルな活動に興味のある就活生に向けてコメントをお願いします

KPMGでは業務内外を問わずグローバルメンバーとの交流の機会が多くありますが、実際に対面で話すことの価値は非常に大きいと感じました。OYWをはじめ、KPMGには日常業務以外にもグローバルな活動に関与できる機会が多く存在します、もちろん、これらの機会をつかむには自ら動く積極性は重要です。グローバルな活動に興味があるという思いを1つの自分の軸とし、入社後にはグローバルな活動に積極的に関与してほしいと思います。

また、グローバルな活動に興味がありつつ、言語などから不安を抱く方も多いと思います。実際私自身も留学や海外移住の経験が全くない中、今回のサミットへ参加しました。参加前は緊張もあり、参加中に反省する場面も多々ありました。しかし、自分が何を目的として参加するのか、何を伝えたいのかという軸を明確に持つことで、不安以上に楽しく、多くの学びと価値のある経験を得ることができました。まずは踏み出し挑戦し、そこで得た学びや反省を次につなげるというサイクルが重要と改めて感じました。

興味があることには積極的に動き、機会をつかんでいただけたらと思います。

 

 

今回はOYWに参加した若手メンバーからのレポートを2回にわたりお届けしました。いかがでしたでしょうか。

KPMGでは、若手の段階から海外メンバーとの議論やネットワーキングを通じ、コンサルタントとしての視座を広げる機会を積極的に提供しています。その中でもOYWは社会課題をテーマにした国際サミットとして、自身の専門性と社会との接点を捉え直す貴重な場です。我々はグローバルファームとして、専門性を超えて「地球規模の視点で社会に向き合う姿勢」をKPMGとしてのリーダーシップであると考えており、KCではその姿勢を若手から育むため、OYW派遣をリーダーシップ開発の一施策として位置づけています。

 

若いうちから海外に飛び出し、多様な価値観に触れながら成長したいと考える方にとって、KCにはその一歩を後押しする環境が整っています。

今回のレポートが、その可能性を感じていただくきっかけになれば幸いです。