KPMG FAS

LEAPプログラム

2019年から発足したLEAPは、トップオーナーシップのもと、スピーディーに様々な施策を導入してきました。
KPMGコンサルティングのプロフェッショナルにとって、そして当社にご興味をお持ちの皆様にとって、魅力的で“ここで働きたい!”と感じて頂けるような施策をと、トップマネジメントおよびプロジェクトメンバーで力を合わせて練り上げたプログラムばかりです。
当社に参画頂き、ぜひあなたのご意見も聞かせてください。

高橋 征也

高橋 征也

代表取締役兼CFO プロジェクトLEAP統括

1983年KPMGロンドン事務所入所後、大手欧米系金融機関の会計監査に従事。1987年KPMGセンチュリー監査法人(現あずさ監査法人)に入所後、大手欧米系金融機関の監査と、金融機関に対するリスクマネジメント、内部統制制度確立等の各種アドバイザリー業務に関与。英国及び米国企業による大規模な企業買収に関連した多数のデューデリジェンス業務と海外政府・監督当局の依頼に基づく外資系金融機関の不正事件調査に多数関与。2001年KPMGビジネスアシュアランス株式会社(現KPMGコンサルティング株式会社)でリスクマネジメント関連サービスを発足させ、内部統制制度構築、内部監査支援、内部監査品質の外部評価等のアドバイザリー業務に関与。2018年7月、KPMGコンサルティング株式会社、代表取締役兼CFOに就任。KPMGのアジアパシフィック地域におけるリスクコンサルティング統括。


社員が健康で長期的に働ける“職場環境”づくり

KPMGコンサルティングは、2020年10月1日より、一部のコンサルタント職に適用していた裁量労働制を廃止し、管理職を除くすべての社員にフレックスタイム制度を適用しました。
裁量労働制度では、1日の労働時間が一律でみなし時間の適用となるため、実際の労働時間に対する社員の関心が低く、長時間労働を助長する要因にもなっていました。働く時間に対する意識・関心を高め、かつ、柔軟な働き方が引続き可能となるフレックスタイム制への移行により、外勤の多い社員、育児・介護等で固定的な時間での勤務が難しい社員、プライベートの予定との両立を図りたい社員など、多様な業務状況、ライフステージの社員のKPMGコンサルティングでのワーキングスタイルをサポートします。

一番変わったのは、自分の働く時間に対する意識です。これまでは、どれだけ意識せずに長時間労働していたかがわかるようになりました。
制度導入当初は、むしろ働き方の自由度が無くなるではないかと不安に思っていましたが、日々の業務は「労働時間」ではなく「生み出す価値や成果」が大事という本質は変わらないため、より効率よく柔軟な働き方で、生産性も上がっているように感じています。

T.S

マネジャー

たとえオフィスにいなくても、自律的に最大のパフォーマンスを発揮できるのがKCのプロフェッショナルです。また、業務やプライベートの都合に関わらず、常に決まった場所で決まった時間働かなければならない・・という文化もすでに過去のものとなってきました。
こうした場所にとらわれない働き方を実現する在宅勤務は、当初は物理的にオフィスや常駐先に出勤することの難しい社員を対象に導入されました。
大雪や台風などの自然災害で出勤が難しい場合、育児・介護等で自宅を離れられない場合、ケガなどにより出勤が困難な場合など、様々な場面で活用できる、プロフェッショナルにより長くKPMGコンサルティングで働いてもらうための制度です。
News Normalの時代を迎え、利用範囲はさらに拡大させていく予定です。

通勤の負担から解放され、取り組むべき仕事に100%の時間と集中力を使えるのが魅力です。VDIやコミュニケーションツール等も整っているので、オフィスと差異無く仕事が進められ、ストレスもありません。
お気に入り在宅グッズに癒されながら、生産性はむしろアップしました!!

M.Y

シニアマネジャー

自社オフィスでの勤務においては、TPOに合わせたプロフェッショナルにふさわしい服装を自身が選択できるよう、服装選択の自由化をいたしました。
自由化により、柔軟でより制約の少ないWorking Styleを実現するための意識改革を促すことで、時代に合った職場環境づくりを目指しています。

クライアント訪問のない社内研修の日や社内業務の日には、自分の好きな服装で働くことができ、ストレスの軽減やモチベーションアップにつながっています。単にカジュアルな服を着ることができるというところではなく、TPOにふさわしい服装を自身が“選択”しなければならないところで、プロとしての良識やセンスが問われる施策でもあると感じています。

M.Y

マネジャー

“ワークライフミックス“、”人生100年時代“等、旧来では考えられなかった価値観が、少しずつ当然のものとなりつつあります。働く人の価値観も、バックグラウンドも多様性に富むKPMGコンサルティングでは、こうした潮流をいち早く反映し、リードしていくという意義も含んだ2つの長期特別休暇を導入しました。
ライフプラン支援休暇は、海外等遠方に赴任しているご家族への付き添い、ご家族の傷病看護、ご自身のライフステージの変化に伴う休養にまとまった休みを必要とする場合に使えます。
サバティカル休暇は、プロフェッショナルとしての成長とさらなるスキルアップのため、そして、少し立ち止まって心身の充電をしたい方のための制度です。この休暇を利用して語学留学やビジネススクールの講座を受講する、長期旅行やボランティアに出かけてみることも考えられるでしょう。
これまでも、そしてこれからもKCファンとして活躍してほしい、という思いを込めた制度です。

プロジェクトLEAPでは、特定の会社組織でしか通用しない固定的な人材ではなく、社会常識や倫理観を含め広い視野・知見や人生経験を有し、ビジネスパーソンとしても、社会人としても多面的な魅力をもつ人材が、現代において求められるプロフェッショナルであると考えています。
MEPは、“多面的な魅力をもつ現代にふさわしいプロフェッショナルとしてさらに輝き、仕事以外の活動から得られた経験をKPMGコンサルティングに還元して頂きたい”という思いを込めたプログラムです。

これにより、例えばNPO活動にメンバーとして参画し、多様な背景を持つ方々とのコミュニケーション能力を更に高めたり、自身の文章力を生かして作家・小説家として活動したり、書道やピアノの先生として教室を開催したりする等の活動も可能になります。また、インターネットを活用し、世の中に役に立つコンテンツを配信することや、ご自身がもつ資格と経験を活用した付加価値提供*を個人として実施する機会も得られる**ことでしょう。
より多様なMulti-Experienceをもつプロフェッショナルの輩出が期待されています。

* KPMGの業務範囲と重複しないものに限ります。
** 実施には、法的要件も含めた社内審査をクリアする必要があります。

効率的に働き、“時間あたり生産性が高まる仕組み”づくり

時間という限られた資源を有効に活用して最大限のパフォーマンスを上げるために。
LEAPでは、“時間活用改革“という施策で、プロフェッショナルにとって時間あたりの生産性向上の啓発と、日々の業務における時間活用にまつわる課題解決に取り組んでいます。

例えば、会議だけで1日忙殺されてしまい、提案に向けたイメージ・アイディアを膨らませ、資料に落とし込むための時間がとれなくなってしまい、結果的に長時間労働となってしまう、議論が白熱しすぎて発散してしまい、アウトプットがまとまらなかった・・という課題に対応するため、会議のあるべき姿とルールを明示した”KCミーティング5ケ条“を作成。

早く切り上げられるときは思い切って退勤する。”今日はJumpします!”を合言葉に15時の退社を奨励する”Jump Friday”は、個々の業務都合に合わせて活用されています。

他にもオフィス消灯時間を早める、会議設定時間帯を日中に限定するなど、様々な取組みを行っています。

KCミーティング5ヵ条

  1. 適したタイミング・やり方・参加者で!

  2. 会議情報は事前に共有!

  3. 遅刻厳禁! 開始・終了時間は厳守!

  4. 会議に集中!

  5. 最後にToDo確認!

互いをリスペクトし、共に成長しようとする“文化・風土”づくり

生産性高く働き、自分個人が成果を上げるだけではなく、他者に対しリスペクトをもって接することができる人が、KPMGコンサルティングの考える理想のプロフェッショナルです。
KPMGコンサルティングがこうしたプロフェッショナルの集団として、クライアントから、そして社会から選ばれるコンサルティングファームであるためには、目に見える制度・ツールの導入だけではなく、プロフェッショナルたるMindsetの醸成も重要なテーマです。
LEAPの理念・進捗を周知するのみならず、コンプライアンス意識の啓発のためにも、Newsletterによる情報配信を隔月で行っています。中には、社内の意見公募機能を担うこともあります。
人を大切にするナンバーワンファーム、そして、全社員で作り上げるプロジェクトLEAPならではの取組みです。