社員インタビュー

Interviews

KPMGコンサルティング

リスクマネジメントは、企業価値を高める武器になる。

木村 みさ

コンサルティング部門
リスクコンサルタント
パートナー
2006年入社

法学部出身。大学卒業後、法律事務所でパラリーガルの業務に従事。2006年、KPMGビジネスアシュアランス(現KPMGコンサルティング)に入社。現在アソシエイトパートナーとして、全社的リスク管理体制の構築やコンプライアンス体制の構築を軸にコンサルティングを行う。

法律事務所から、コンサルティング業界へ

大学卒業後、法律事務所でパラリーガルとして働いていました。5年間、実務経験を積んだ後、視野を広げたいと思い、転職を考えていた時期に見掛けたのがKPMGビジネスアシュアランス(現KPMGコンサルティング)のHPにあった「KPMGはリスクマネジメントのプロフェッショナルです」というワードでした。元々、困っている人の助けになるような仕事をしたいと思い、法律を学んでいたこともあり、企業の困りごとに対し、役立つような仕事がしたいと思い応募したことが入社のきっかけです。

コンサルタントとして入社してからは、法律等の専門知識を活かしながら、コンプライアンスへの対応を中心に、リスクマネジメントに関する支援や内部監査等、さまざまな業務に関わってきました。現在はシニアマネジャーとして、企業のリスクマネジメント体制やコンプライアンス体制の構築、ガバナンスに関するアドバイス等のコンサルティングを中心に行っています。

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会社全体の仕組みを作る、影響力の大きい仕事

世の中には数え切れない程のイシューがあり、コンサルタントの業務は多岐にわたります。その中で私が専門分野の一つとしているのが、企業のリスクマネジメント体制の構築です。災害やシステムの停止、法務リスク等、業種や企業によっても優先されるべきリスクはさまざまですが、クライアント企業のリスクを洗い出し、重要性を認識し、対策を打ち、継続的にPDCAサイクルを回していきます。

KPMGコンサルティングのリスクマネジメント業務は、数千人、数万人規模の企業全体の仕組みを作ることも多いため、社会的な影響力の大きい仕事です。また時には、KPMGグローバルのメンバーと協力しながら、海外のグループ会社も含めた横断的な施策を行うこともあります。責任が重大な業務であるため気は抜けませんが、その分やりがいも大きいと感じています。

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クライアントによって戦略が違い、文化が違う

リスクコンサルティングを行う上で、教科書的なフレームワークはありますが、単純に当てはめてもフィットすることはまずありません。それは、世の中に同じ企業は1つとしてないからです。クライアントが何を志向しているのか、将来の目標をどこに設定しているのか、事業戦略や企業カルチャー・慣習も踏まえて、リスクマネジメントの体制や対策プランを提案していくことが重要です。

企業文化・慣習の違いを身近な例で紹介すると、普段、書類による業務管理プロセスを行わない企業に対し、書類を利用するような管理プロセスを構築しても根付かないことが多いのです。プロジェクトチームで苦労してリスク管理システムを整えても、形骸化してしまっては双方にとって無駄な労力となってしまいます。そういった結末を防ぐためにも、経営層の方をはじめ、実際に現場で働く方々ともコミュニケーションをとり、その会社の文化や慣習を理解することも大切な仕事と言えます。

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リスクマネジメントが企業価値を高めるものであることを、積極的に発信していきたい

10年程、この仕事に関わってきて感じるのは「リスクマネジメントは、企業価値を高める武器になる」ということです。環境変化のスピードが速い昨今、取るべきリスクを取り、ハイリターンを目指すとともに、取ってはいけないリスクについてはしっかりと防止策を取ることで、変化に強い企業となることが、勝ち残るための不可欠な要素と言えます。今後は、変わりゆくさまざまなリスクに悩む経営者の方々に、頼れるコンサルタントとして認知していただくことが当面の目標です。そして将来的にはリスクマネジメントの重要性を外に向けて積極的に発信し、世の中に広めていく存在になりたいと考えています。
企業のリスクマネジメントには「完成」がありません。さまざまな企業のビジネスモデル・戦略や取り巻くリスクを把握・分析し、一歩先のリスクマネジメントのあり方を提案することで、クライアント企業のブランド価値を高め、また同時に社会に安心を広げていければと思います。

※記事の記載内容は、インタビュー取材時点のものとなります。