ロールモデルとなる人たちと共に働ける充実した日々

Y.H

Sector
Government
コンサルタント
2023年 キャリア入社

新卒で独立行政法人に入社。東京・アメリカのヒューストンで日本企業の海外進出支援に携わる。海外進出の支援には自治体の変革が必要だと考え、KPMGコンサルティングに入社。現在は地方自治体のDX化プロジェクトを支援している。趣味はゴルフと海外旅行。

自治体を外部から変革する仕事がしたいと思い、転職を意識

学生時代に留学を経験し改めて日本の良さを実感したことで、日本のプレゼンスを世界に知らせていける仕事がしたいと思い、新卒で日本企業と海外との連携を促進する独立行政法人に就職しました。入社後の3年は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行の時期と重なり、デジタルのみで海外輸出を行うビジネスモデルを立ち上げた日本企業の海外進出支援などに携わりました。その後アメリカのヒューストンに転勤となり、日本のスタートアップ企業のアメリカ拠点設立や資金調達、販路拡大などの支援を行いました。
こうした経験をする中、地方自治体と連携して事業を行った際に、日本の中小企業やスタートアップ企業のDX化や海外進出を推進するには、これらの企業と距離の近い地方自治体のサポートが有効だと感じるようになりました。地元の企業についてより詳しく、物理的・精神的にもそれらの企業と近いためです。これをきっかけに自治体を外部から変革する仕事がしたいと思い、転職を意識しはじめました。
転職活動ではコンサルティング業界に絞って活動をしました。前職で、社内外にノウハウのないプロジェクトを進める際にベストプラクティスを集め、うまく進んでいない企業の方にアドバイスした経験から、コンサルティングに興味を持ったためです。

KPMGコンサルティングを選んだ理由は、選考時にスキル面だけでなく、私の人となりや体験をしっかりと聞いて評価している印象があったからです。候補者に対して親身に向き合う姿勢を感じました。入社後も、この印象は変わらないです。もちろんすべて思いどおりにとはいきませんが、社員が関心のある領域のプロジェクトに積極的にアサインされていると感じます。

現在のクライアントは、地方自治体のDX支援部署です。私たちのプロジェクトチームは6名おり、DX推進部署に寄せられるDX化に関する課題解決の支援を行っています。私が担当しているのは子育てに関わる出生届や窓口業務のDX化、外国籍の住民向けの日本語教育コンテンツのデジタル化などです。
また、海外案件も担当していて、各国・地域のデジタルに関わる政策やイベントなどのDX事例を毎月クライアントに報告しています。欧米だけでなくアラブやドバイなどの中東、台湾、インドなどのアジア圏も広く調査し、各国・地域のデジタル政策の違いが興味深く視野が広がりました。デジタル化を推進する省庁のトップを女性が務める国もあり、多様化が進んでいる点にも注目しています。

転職したばかりでも、会社の役に立っている実感を持てる

KPMGコンサルティングに入社して身についたことは、プロジェクト遂行力とロジカルシンキングです。プロジェクトは任せられた業務を単独で進めることが多く、調査方針やスケジュール、タスクを自ら整理して進めていくことでプロジェクト遂行力を磨くことができました。単独で進めるといっても、毎朝プロジェクトチームで進捗ミーティングが行われ、各自の状況をマネジャーが気にかけてくれるので、悩んだり迷ったりしたときはすぐに相談ができます。
ロジカルシンキングを身につけられたのは、資料を作成した後に社内でレビューをする際、どのような理由で構成を考えたのか、情報や事例の取捨選択をしたかを聞かれるため、常に意識するようになったからです。クライアントにとって少しでもわかりやすく、目的が明確な資料を作成し、期待以上のアウトプットを出すよう意識しています。

KPMGコンサルティングの強みは大きく2つあると思っています。1つはさまざまなバックグラウンドの社員がいて、かつオープンな雰囲気であることです。たとえば、社内のナレッジマネジメントシステムには知りたい業界知見を持っている社員を探す機能があるのですが、そこでは活発に、職位に関係なくコメントやディスカッションが行われています。私自身、海外進出に関しての知見募集を見かけた際に「自分の知見が提供できるのでは」と考えて連絡したこともあります。こうした情報交換の機会が社員全員にあり、転職したてでも会社の役に立てる機会があるので、疎外感を感じることはありませんでした。入社したての頃は教えてもらうばかりで自分が価値提供できることが少ないため、大事な機会だと思っています。
2つめの強みは、KPMGインターナショナル全体での連携がスムーズに行われていることです。海外拠点に連絡がしやすく、海外の事例を調査するときなどに頻繁に連携しています。

ロールモデルとなる上司を間近で見て学ぶ

今後の目標は、同じチームのアソシエイトパートナーやマネジャーに近づくことです。ロジカル思考やコンサルティングスキルの高さ、クライアントへの熱い思い、業界の知識量の豊富さを日々感じています。アソシエイトパートナーに資料のレビューや進捗報告をすると、自分のロジカルシンキングやスキルの不足を感じますが、意欲をかき立てるようなアドバイスをもらえます。また仕事面だけでなく、多くの人から頼りにされている人望が厚い方です。マネジャーは同性ということもあり、より身近なロールモデルです。一緒にミーティングに入る際にはクライアントとの円滑なコミュニケーションを間近で見て学んでいます。さまざまなタイプのロールモデルとなる上司と一緒に働ける環境があることも、KPMGコンサルティングの魅力だと感じます。

女性という点でいえば、KPMGコンサルティングには「WOVEMENTS®」という女性社員のネットワークがあります。職位に関係なく女性社員が集まり、女性ならではの悩みやキャリアの話ができるイベントが行われています。コンサルティング業界は女性比率が少ない傾向があるので、頼れる同性の仲間がいる安心感がありますね。
また、男女問わず、仕事と家庭を両立している方が多い印象です。プロジェクトによってはクライアントのオフィスへの常駐勤務もありますが、常駐でない場合はフレックス制で在宅勤務も可能なので、業務の合間にお子さんの送り迎えをしている方も多いです。将来的には家庭と仕事を両立していきたいと考えているので、安心できる環境です。

コンサルティングスキルは入社後に学べる。大事なのは自分の経験や分野を語れること

他業界からコンサルティング業界への転職を考えている方は、現時点でコンサルティングスキルがないことを不安に思われるかもしれません。しかし、入社後に研修で学ぶことができ、仕事をしながらも身につけられるので安心してください。これまで自身が培った知識や能力、経験を把握し、自信をもって語れる分野がある方なら、KPMGコンサルティングで活躍できると思います。
私の場合、海外の情報収集に抵抗がないこと、前職で中小企業やスタートアップの皆さんの意見を聞く機会が多かったこと、前職が政府系機関で組織内の手続きをイメージできることが、今のプロジェクトに活かせていると感じます。

また、入社日に印象的なことがありました。新入社員が集まった会議室に社長が来て「頑張らなくても大丈夫です」と話したのです。意図としては、やる気がみなぎっていて頑張ってくれることはわかっているので、気負わなくてもいいということでした。入社一日目で緊張していたのですが、その一言で安心したことを覚えています。KPMGコンサルティングには新しく仲間になる人を受け入れる体制が整っているので、安心してチャレンジしてください。

※記事の記載内容は、インタビュー取材時点のものとなります。

キャリアパス

  • 2023年

    コンサルタントとして入社

1日のスケジュール

  • 09:00

    プロジェクト内のミーティング

  • 09:30

    資料作成

  • 12:00

    昼食

  • 13:00

    調査、資料作成、クライアント・その他外部の人とのメールでのやり取り

  • 15:00

    クライアントとのミーティング

  • 18:00

    退勤