未来を描き、伴走するという仕事
キャリアの原点──理工系からコンサルティングへ
──学生時代はどんなことを学ばれていたのですか?
大学・大学院では理工学部に所属し、経営工学を専攻していました。経営と科学を融合した学問で、戦略やマーケティング、人事、会計などの分野を、科学的にどう改善できるかを考え、その有効性を検証するというスタイルでした。MBAに近い内容ですが、より方法論に重きを置いていたと思います。
──就職活動ではどんな軸で企業を選ばれたのでしょうか?
世の中に貢献したいという思いが強く、事業会社ではなく、より広く社会に影響を与えられるコンサルティング会社を選びました。ERPという統合型業務ソフトウェアに出会ったことも大きく、企業活動の各工程を網羅的に理解できる教材のように感じました。
初めての現場──基礎を徹底的に学ぶ時間
──入社後、最初に取り組まれた仕事について教えてください。
最初の8ヵ月間はプロジェクトに入らず、業務とERPの基礎、プロジェクトの進め方を徹底的に学ぶ時間に充てました。通勤時間も使って、大学時代の教科書を読み返しERPでどう実現できるかを検証するような日々でした。販売・生産・会計など、業務の流れを一つひとつ理解することで、後のプロジェクトで非常に役立ちました。
──印象に残っているプロジェクトはありますか?
2年目に参画した製薬メーカーのSAP導入プロジェクトです。自分が担当した設計やテストだけがクライアント先でまったく不具合が出ず、クライアント先そして社内においても「彼がやると不具合が出ない」と言われ、社内外問わず評価されました。頼られ、褒められる経験を早い段階で経験できてよかったと思っています。
チームで働くということ──リーダーとしての葛藤
──3年目にはチームリーダーを任されたそうですね。
同期の中でも最速でリーダーになりましたが、最初は苦労しました。チームメンバーの動きが想定どおりにならないことも多くリーダーとして働く難しさを痛感しました。結局頭でいろいろ考えるよりも自分を育ててくれた先輩達の真似をすることにしました。細かく指示するよりも方向性を示して、あとは本人のやる気を尊重して任せる、そして、できない理由よりも出来るアイデアを議論し、問題点の指摘よりも優れた点をほめる事を優先しました。このことがその後のキャリアでのチーム作り、組織作りに大いに役立ちました。先輩達には感謝しかありません。
──後輩やチームメンバーとの関わり方で意識していることは?
細かく指示するのではなく、自由にやってもらうスタイルです。その代わり、レビューはしっかり行います。責任を持ってもらうためには、多少の失敗も経験してもらう必要があると考えています。
KPMGコンサルティングで働くということ
──KPMGコンサルティングに転職された理由は?
深刻な人手不足とグローバル市場への挑戦が日系企業の共通課題になると考え、早い段階からあるべき未来像を描いていたのですが、同じ想いを持っていたのがKPMGコンサルティングでした。未来を描き、そこから逆算して今何をすべきか、ERPをイネーブラーとしてどうグローバルトランスフォーメーションを進めていくかというコンサルティングのスタイルもフィットしました。また、KPMGコンサルティングでは、いたずらに売上を追うのではなく、社会とその未来にどう貢献していくかを全従業員が考えていることにも感銘を受けました。部署間の連携も非常にスムーズで、企業文化として根付いているのが印象的でした。
──現在の業務内容について教えてください。
提案活動を中心に行っています。クライアントの所属産業や中期経営計画を分析し、5年後・10年後に求められるビジネスプラットフォームの姿を構想しながら、今何をすべきかを提案しています。また、クライアントのグローバルトランスフォーメーションの推進プロジェクトにも関わっています。
未来への展望──グローバルな価値創造を目指して
──今後のキャリアについて、どのように考えていますか?
私たちが目指しているのは、グローバルトランスフォーメーションの伴走者になることです。国をまたいだ基準の統一、品質や生産性の比較、知恵の共有、そして基準からの逸脱に対する対策の実施を繰り返し行うことの出来るグローバルビジネスプラットフォームを創り上げることで、企業の運営能力を底上げし、結果としてその先にある社会やその未来に貢献できるものと信じています。この仕事に人生の時間をかける意味は非常に大きいと感じています。
──KPMGコンサルティングの働き方や育成制度についても教えてください。
リモートワークが推奨されており、場所や時間の自由度が非常に高いと思いますし、育成制度も充実していると思います。その分、KPMGコンサルティングのメンバーは社会への貢献意識が高いと思います。社内の議論も活発で、そのために役職に関係なくメンバー全員が学び続けています。働きやすさ、学び続ける姿勢が企業文化として根付いているのが特徴です。
──最後に、これからコンサルタントを目指す方へのメッセージをお願いします。
未来を描き、最後まで伴走することがコンサルタントの本質だと思います。自分の限られた人生の時間を、社会やその未来に貢献する仕事に使ってみたいと思える方には、ぜひKPMGコンサルティングで働くことを人生の1つの選択肢としていただければと願っています。
※記事の記載内容は、インタビュー取材時点のものとなります。