変化を楽しむ力が、キャリアを切り拓く

 

キャリアの原点は、ホテルのレストランから

──まずは学生時代のお話から伺ってもよろしいでしょうか?

 

学生時代は商学部の会計学科で学んでいました。最初の就職は、実は就職活動らしいことはしていなくて、地元・立川に新しくできたホテルのレストランでアルバイトを始めたのがきっかけです。接客業の面白さに目覚め、開業間もないレストランでチラシを作って配るなど、やりたいことをどんどんやらせてもらえる環境でした。そんななかで「うちに来ないか」と声をかけてもらい、そのまま正社員として入社しました。

 

──まさに“やりたいことに手を挙げる”姿勢が、キャリアの原点だったのですね。

 

ホテル業界からアパレル、そしてコンサルティング業界へ

──その後、どのようなキャリアを歩まれたのでしょうか?

 

20代はホテル業界一筋でした。日系から外資系へと移り、ずっと同じ上司のもとで働いていましたが、「そろそろ独り立ちしよう」と思い、転職を決意しました。次に選んだのが国内大手のアパレル企業です。きっかけは、前職で経営者向けの報告書を作成していた経験から、もっと経営に近い仕事がしたいと思ったこと。その企業が掲げていた「経営者を目指す」というキャッチコピーに惹かれて入社しました。

 

──アパレル企業ではどんな経験をされたのですか?

 

間接材の調達部門の立ち上げメンバーとして参画しました。たとえば、社用スマートフォンの契約を見直してコスト削減を提案するなど、社内のさまざまな部署と連携しながら、調達の最適化を進めました。反発もありましたが、現場の声を聞きながら交渉を進める経験は、今のコンサルタントとしての業務にも活きています。

 

KPMGコンサルティングでの仕事とそのスタンス

──現在のKPMGコンサルティングでの業務について教えてください。

 

主にP2P(Procure to Pay)システムの導入支援をしています。導入プロジェクトは要件定義から設計、開発、トレーニング、稼働までを担当し、保守は基本的にクライアントに引き継ぎます。KPMGコンサルティングでは「システム導入が目的ではなく、業務変革が目的」というスタンスを大切にしています。

 

──マネジャーとしての役割も大きいですね。

 

プロジェクトが目的からずれそうなときに軌道修正し、チームをリードするのが役割です。新卒やジュニアメンバーにも業務プロセスの設計を任せることがあり、彼らが自分で考え、クライアントと対話しながらモデルを作っていく姿勢を大切にしています。

 

KPMGインターナショナルとの連携と調達戦略

──KPMGインターナショナルとの連携についても伺えますか?

 

案件によっては、KPMG米国など海外拠点との連携が必要になります。英語での会議や情報共有もあり、ビジネスレベルの英語力が求められる場面もあります。KPMGのグローバルアセットを活用しながら、日本企業の支援に取り組んでいます。

 

──調達戦略のプロジェクトでは、どのようなことを担当されていますか?

 

サプライチェーン全体を可視化し、コスト削減の機会を探ります。品目ごとに調達戦略を立て、誰が担当し、どうアプローチするかを設計します。戦略的な視点と現場の理解を両立させることが求められますね。

 

コンサルタントとしての価値と、共に働きたい人材像

──コンサルタントとしてどのようなことを意識していますか?

 

コンサルタントは成果を出すことが求められる立場です。だからこそ、短期間でクライアントに知識を移転できるよう意識していますし、それがコンサルタントとしての価値だと思っています。

 

──最後に、どんな方と一緒に働きたいですか?

 

「これがやりたい」と手を挙げられる方ですね。やりたいことの大小は関係なく、自分の仕事として取り組む姿勢がある方には、どんどん機会を与えたいと思っています。僕が責任を取るので、安心してチャレンジしてほしいです。

 

 

※記事の記載内容は、インタビュー取材時点のものとなります。