こんにちは、KPMGコンサルティング 採用チームです。
KPMGコンサルティング(以下KC)が新卒採用において新たなコンセプトとして掲げている『学びの採用』について、Vol.1で、『学びの採用』の全体像や人材開発室統轄パートナーのメッセージをお伝えしました。
今回は、採用選考において具体的にどのような学びの実践があるのかご紹介します。
選考プロセスを通じて『学ぶ』
KCではオンラインケース面接およびJOB選考というユニークな採用選考を通じて、コンサルタント業務を実践的に体感できる機会を提供しています。
オンラインケース面接では、KPMGの手がけるテーマに基づいたケース課題に対し、複数の設問に順を追って回答いただきます。このプロセスを通じて、論点を深掘りしながら思考を展開するコンサルティングワークの本質を体験していただけます。
また、すべての受検者に対して、合否に関わらず論理的思考力、仮説構築力、プレゼンテーション力などのコンサルタントに求められるスキルに関するフィードバックを提供しています。フィードバックから、自身の強み、改善点といった現在地を客観的に把握することが可能です。さらに、不合格となった場合でも、次回以降の選考に再挑戦できる仕組みを整えており、成長の実感を得ながら継続的にチャレンジいただけます。
次のステップであるJOB選考では、少人数のグループで社会課題の解決など、正解のない問いに対してディスカッションを行い、チームとしてアウトプットを導き出します。このプロセスでは、これまでに学んだ理論やフレームワークを実際のケースに適用し、他者と協働しながら課題解決に取り組む実践力を養うことができます。
選考中には、全体やチームに対するフィードバックを実施するとともに、後続の選考プロセスにおいては、これまでの選考のフィードバックやそれらを踏まえた今後の選考に関するアドバイスを行う人事面談を用意しています。さらに個人のパフォーマンスについてのフィードバックも行うことで、振り返りと成長の機会を提供しています。
これらの『学びの採用』の選考プロセスを通じて、コンサルティングワークに求められる水準と自身の現在地を知るとともに、フィードバックをしなやかに受け止めながら自己成長を重ねていくKCならではのプロフェッショナリズムを体感していただけると考えています。
『学びの採用』で実現したいこと 新卒採用チームシニアマネージャーより
KCの選考プロセスを設計するにあたり、私たちが最も大切にしたのは「学生の時間に対する敬意」でした。
学業や課外活動で忙しい中、貴重な時間を割いて選考に臨んでくださる皆さんに、何かしらの価値を返したいという強い想いが根底にありました。
就職活動では、多くの時間を割いたにもかかわらず、結果だけが伝えられ、過程や理由が不明なまま終わってしまうことも少なくありません。そうした状況に対して、KCでは少しでも新しい価値を提供できないかと考えました。そこで私たちは、選考の結果にかかわらず、KCの選考に臨んだからには“コンサルタントの問題解決スキル”に関する学びを得られるよう、各プロセスやフィードバックを丁寧に設計してきました。
選考は単なる評価の場ではなく、問題解決スキルを実践する場として位置づけています。
具体的には、選考への取り組み → 個別カスタマイズされたフィードバックによる振り返り → 学習コンテンツによる知識・スキルの補強 → 再度選考に取り組む機会を通じて改善の効果を確認する「学びのループ」を意識した構成です。これにより、選考を通じて問題解決スキルにおける自らの課題を発見し、改善の手応えを得ることができます。
答えのない問いに向き合う問題解決スキルは、コンサルタントに限らず、すべてのビジネスパーソンに求められる普遍的な力です。
KCの選考を通じて、ぜひその力を磨いてみてください。皆さんの挑戦を心よりお待ちしています!
次回は、『学びの採用』において、学びを深めるために提供しているKC独自の学習コンテンツについてお伝えしていきます。お楽しみに!