2024年4月に入社予定の内定者ご本人に、KPMGコンサルティング(以下、KC)に入社を決めた理由や選考対策、就職活動全般についてお伺いしました。

なお、記事の企画から制作まで、内定者ご自身が発案、担当されています。

 

Vol.2 X.Wさん

経営学部卒、バイリンガル

本選考内定、1Dayインターンシップ参加

 

■なぜコンサルティングファームを志望したのですか?

自分の特性や性格上、最も「仕事を楽しめる場所」「輝ける場所」はコンサルティング業界であると考えたからです。

具体的には、知的好奇心が旺盛で議論好きである性格が、コンサルタントという職種にマッチしていると思いました。コンサルティング業界では、日々クライアントの抱える課題に向き合い、解決に向けて頭や手を動かします。さまざまなことを学び・吸収しながら、建設的な議論を重ねることでより良いアウトプットを追求する、そんな働き方を通して自分自身が成長していきたいと強く感じました。

 

■コンサルティング業界の中でもKCを選んだ理由はなぜですか?

選考を続けていく過程で、個人の人柄をよく見てくれているところ、就活生の意見も1つの意見として尊重してくれるところに惹かれたからです。また、採用イベントや選考を通じて、尊敬できる社員の方に多く出会うことができたのも理由の1つです。どの選考段階においても、必要なことを必要な分だけ素早く抽出し、適切なフィードバックをいただけるところが特に印象的でした。

また、就活当初はコンサルティング業界に対し堅いイメージがあったのですが、選考の最初から最後まで一貫して「人」を見て、等身大の自分と向き合ってくれたことが決め手となり、この会社で働きたいと強く志望するようになりました。

 

■就活当初、KCにどのようなイメージを持っていましたか?選考を通じてイメージは変わりましたか?

総合コンサルティングファームにおいて、KCは少人数・小規模であることから、「少数精鋭」なイメージを持っていました。また、選考自体も比較的長く、正直なところ道のりが長いと感じていました。しかし、選考を進めているうちに、このような選考形式をとることで、一人ひとりをよく見て「個」としての実力や考え方を尊重している会社だということがわかりました。また、多くの社員と接する中で特に印象に残ったことは、皆さん役職や立場にかかわらず親近感があり穏やかだという点です。コンサルタントらしい鋭い切り返しや話し方はもちろんあるのですが、学生の立場に立って意見を述べてくれること、受け入れてもらえることで社員一人ひとりの魅力をより一層実感することができました。

 

 

■KCの選考において、印象に残っていることはありますか?

2次面接が「ケース面接」だったことに驚きました。実は、KCの選考にケース面接はないと就活生界隈では言われていたこともあり、面接の中で突然言われたときには非常に緊張したことを覚えています。面接官に対して、自身の問題解決方法を説明したところ、「あなたの考え方をもっと知りたいので、何かのテーマに沿ってアウトプットを出してもらえませんか?」、という一言でケース面接が始まりました(笑)。

 

―ケース面接では、具体的にどのようなテーマが出されましたか?

当時のニュースから、「こんなテーマはどう?」と提示され、就職活動に関連する、身近なテーマで解決策を提案しました。面接官からのフィードバックも踏まえ、より良い解決策にするための意見を共に出し合いました。もとより議論好きだった自身の性格もあり、同じ目的において立場を超えて議論できたことで非常に楽しい時間を過ごせました。何より、異なる意見や考え方だったとしても、一意見として尊重してもらえたことが非常に嬉しく思いました。

いずれの面接も、一方的な受け答えにとどまらず対話形式で進められたので、面接官個人の考え方なども聞くことができて、KCで働く方たちの魅力を感じることができました。他の内定者とも話したのですが、ケース面接は相当レアケースだったそうで、無事通過できてほっとしています(笑)。

 

―ケース面接を通過するにあたり、役立ったと感じる対策はありますか?

私が実際に行ったことにおいては大きく2つの対策が役に立ったと考えております。1つ目は、過去に体験したケース面接で出題されたテーマを中心に、エクセルやスプレッドシートを用いてアウトプットの整理をしたことです。実際に行ったアウトプットの可視化・構造化に加えて、議論中に肉付けされた内容や、後から考え付いた別の切り口、社員の方からのフィードバックや自身の反省点の書き出しも行いました。2つ目は、日ごろからビジネスのトピックに触れ、社会課題や業界のトレンドに対して自分なりの考え方や答えをもつことを意識していました。時には友達同士で意見交換や議論を行い、考えのアウトプットをすると同時に別の視点を取り入れることで、整理された話し方の訓練と、考え方の幅を広げることができました。

 

 

■内定に至ったポイントは何だと思いますか?

私自身、物事に対して自分なりの疑問や意見を持って発信し、同時に異なる意見を柔軟に受け入れ吸収しようとする姿勢が、コンサルティング業界にマッチしたのではないかと考えています。また、目標を達成するためには泥臭い努力も厭わないという価値観や、何かについて考え続けることが好き・得意という特性もポジティブに見てもらえたのではないかと思います。学生時代はゼミの研究において受賞を目指すため、準備を含め約1.5年間毎日のように研究に打ち込みました。時には自ら企業訪問を企画・実施したり、発表前には睡眠よりも研究を優先したりすることもありました(笑)しかしながら、目標とする賞をいただくことができ、自分のやりたかったことをすべて実施することができたので、非常に楽しかったのを覚えています(もちろん、一緒に挑戦してくれる仲間が身近にたくさんいたことも大きいです)。

 

■最後に就活生の方へのメッセージをお願いします。

就職活動は自分自身を見つめ直す良い機会だと思います。現在就職活動を行っている皆さんが、なりたい自分になれる、もしくはサポートしてもらえる会社に出会うことで、社会人として悔いのない第一歩を踏み出せることを願っています。そしてそれがKCであれば、一層嬉しく思います。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。