社員インタビュー

Interviews

KPMGコンサルティング

テクノロジー知見と顧客理解によって、顧客と未来を共創する。

S. M

コンサルティング部門
マネジメントコンサルタント
シニアマネジャー
2015年入社

学生時代は物理学を専攻し、量子情報の研究に打ち込む。卒業後は外資系ITベンダーに入社。ITインフラ系エンジニアとして金融系、公共系のシステム構築に携わる。同社で4年半勤務した後、KPMGコンサルティングに入社。以来、公共領域を中心に、クライアントのテクノロジートランスフォーメーションの支援を行う。

顧客が求めるのはシステムではなく成果

「我々はシステムが欲しいわけじゃない」。前職の外資系ITベンダーに勤めていた時、クライアントが何気なく口にした言葉に、私は大きな衝撃を受けました。それまで私は、クライアントは「システム」を必要としており「システムを導入すること」を目的として業務を遂行していましたが、クライアントが本当に必要としているのはシステムを導入することで得られる「成果」でした。私には、システムを導入することで何が得られるのかという視点が欠けていたのです。それを契機に、よりクライアントの「成果」をあげることにこだわり仕事に取組みたい、クライアントと共に「成果」をどう定義し構築するかに関わりたい、と思うようになりました。そのため「成果」にコミットできるコンサルタントに焦点を当て転職活動を行いました。
転職活動当時、KPMGコンサルティングは社員約300人程度の組織でした。面接時にいただいた「一緒に新しい組織をつくっていこう」という言葉に刺激を受け、自分の成長と会社の成長という「成果」に影響を与えられることに大きな意義を感じ、入社を決めました。
ITベンダー時代は、「何をいつまでにどのくらいの予算で作るか」が決まってからが私の仕事でした。限られたスケジュールと予算の中で高品質に収めてみせる、という意識も強くありました。しかし、コンサルタントは「目的は何か」「何をやるのか、やらないのか、それは本当に必要なのか」といったところから関わります。このスタンスの違いは非常に大きく、転職してから4年が立ちますが、ITベンダー時代の意識は抜け切れていない部分があるのでは、と感じています。そのため、コンサルタントとしての立ち居振る舞いを常に意識し、業務を遂行しています。

KPMGコンサルティング

個人の価値がクライアントにとっての価値につながる

テクノロジーの知見を駆使して、クライアントのビジネス変革をサポートすることが我々に課せられたミッションです。KPMGコンサルティングのセクター(業界)専任のチームと共に、我々もセクターへの知見を深めながら、業務に取り組んでいます。私はパブリックセクターのテクノロジートランスフォーメーションを支援するチームに所属し、中央省庁・地方自治体、独立行政法人や、公的サービスを提供している民間企業等がクライアントです。パブリックセクターを支援するということは、社会全体がより快適で便利になっていく支援をすることであると考えており、世の中に貢献しているという気持ちでやりがいを持って業務を遂行しています。
基本的にコンサルタントは、目に見えるものづくりをするわけではありません。知的アウトプットが求められるため、個人のスキルや知見がそのままクライアントに提供する価値に直結すると考えています。クライアントから「君がいてくれて良かったよ」と言われることもありますが、私個人の価値を認めてもらっていると大変嬉しく感じるとともに、身の引き締まる思いがします。
ITベンダー時代はクライアントのシステム担当部署が窓口でしたが、今は実際に業務を遂行する担当部署に対し直接提案を行い、ディスカッションやサポートをしています。まさに「システムが欲しいのではなく成果が欲しい」と渇望するクライアントと共に、システムという手段を活かしながらクライアントの成果をあげるサポートに就いており、転職当初に希望していた業務に従事しています。

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オープンでフレンドリーな風土が心地よい

KPMGコンサルティングには、さまざまなスペシャリティを持つ人が集まり柔軟にコラボレーションすることでクライアントへ提供する価値を最大化する、という文化があります。それは互いをリスペクトし合う意識と、オープンな交流を大切にする社風が根付いているためだと考えています。その点は、トップマネジメント層の果たす役割、影響が非常に大きいと感じています。
当社では年に1回、オールスタッフミーティングが行われます。2年前に私の参画するプロジェクトが社長賞を受賞し、そのミーティングの中で私が表彰スピーチを担当しました。壇上では社長のプロフィールを引き合いにスピーチしたのですが、社長はそのことをよく覚えていて、今でもそのことがよく話題にあがります。こうしたトップマネジメント層のキャラクターが、KPMGコンサルティングのオープンでフレンドリーな社風に反映されているのは間違いありません。私は、この社風を非常に心地よいものと感じています。

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人間性を磨くこともコンサルタントの価値に

上司からの言葉で心に残っているものがあります。「君がこのプロジェクトに携われるのは、KPMGコンサルティングの社員だからだ。一日も早くKPMGコンサルティングの看板ではなく個人の名前で指名される人材になってもらいたい」というものです。
クライアントの要求に対し、本来の目的に立ち返って客観的な意見を提示することがコンサルタントには求められます。勢いのまま突進するだけではなく、いったん足を止めてさまざまな選択肢を並べ、検証し、最適な道を選択しなければなりません。その際、コンサルタントには、「ロジカルに整理する力」「それを正しく伝える力」等のベーススキルに加えて、クライアントが最初に相談したくなる人間性も重要だと考えています。
その意味でも、私をあだ名で呼んでくれるクライアントがいるという事実は、とても嬉しいものです。

※記事の記載内容は、インタビュー取材時点のものとなります。