社員インタビュー

Interviews

KPMGコンサルティング

クライアントの期待値を常に超えていくコンサルタントになりたい。

Y. O

コンサルティング部門
People & Change
マネジメントコンサルタント
2021年入社

経済学部卒。2021年に新卒で入社。コンサルティングファームで働く先輩の話を聞いて自身も志望するようになり、長期インターンシップへの参加をきっかけにKPMGコンサルティングへの入社を決める。趣味は学生時代から続けているダンス。友人と会ってスタジオで踊り、その後は食事とおしゃべりを楽しんでいる。

組織風土を変えると、人の意識も変わっていく

学生時代で思い出深いのは、3・4年生で参加した留学生支援団体の活動です。自分の留学経験を活かして、後輩たちの海外留学がスムーズに実現できるようにサポートすることが活動の柱で、私はその代表としてまとめ役に奔走しました。この経験を通じて興味を抱くようになったのが、組織運営や人材についてです。この活動に参加し始めた当初は、残念ながらメンバーのモチベーションは低く、活動は決して盛り上がってはいなかったように思います。なんとかしてこの空気を変えたいと考え、仲間たちを巻き込んで盛り上げていきました。具体的には、係の構成や、係別の業務分担といった偏った組織構造を変え土台を整えた上で、新しいコミュニケーションツールを導入してメンバー間連携を強化し、さらには可能な限り丁寧にかつエネルギッシュにメンバーと対話するよう心掛けました。次第に団体のムードは変わっていき、メンバーも楽しみながら熱心に参加してくれるようになったのです。組織の構造やコミュニケーション方法、そして一部の人間の発信力により、人の意識や組織のカルチャーが変わり、それがさらに他のメンバーへと波及していき、最終的にチームとしてのパフォーマンスをも変えていくことを身をもって経験し、組織運営などに興味を持つようになりました。
コンサルティングファームを目指すようになったのは、大学の先輩がこの業界に入って楽しく仕事をしていると聞いたことがきっかけでした。多様な企業や事業を変えていくというワクワク感のようなものに、強く惹かれたのです。数あるコンサルティングファームの中からKPMGコンサルティングを選んだのは、長期インターンシップを通じて得た体験と実感が決め手でした。インターンシップで接した社員の方々が皆エネルギッシュで、芯の強い方ばかりでした。それでいてとても誠実で、また企業風土そのものが非常に穏やかでした。その居心地の良さに惹かれ、私は入社を決めました。

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1年目からコンサルタントとしてストレッチし続けることが求められる

同期入社の新卒社員は約30名います。入社1年目は全員が「StartUps」というチームに所属し、社内の各部署をローテーションしながら、多様な業務を経験していきます。
私はこれまで3つのプロジェクトに参画しました。1つ目は官公庁の補助金事業の実行支援で、私にとっては最初のプロジェクトであるにも関わらず高いレベルを求められ、かなり鍛えられました。特に印象に残っているエピソードは2つあります。1つ目は、タスク管理についてです。未経験タスクであっても、タスクを振られたら作業時間の見積もりを立て報告することを求められ、多くの場合、より短い作業時間を上司に提示されるため、短時間で高い集中力を保ちタスクを完了させる必要がありました。2つ目は、初めての長時間プレゼンの準備です。有難いことに、社内向け発表会という形で、ゼロからリサーチした内容を60分プレゼンする機会を頂き、ストーリーラインからスライド構成・デザインまで、何度も何度も上司にレビューに付き合っていただきました。資料を持って行っては壊されの繰り返しで大変でしたが、この経験があるからこそ、以後のプロジェクトでの資料作成では、比較的スムーズに進められたと思っています。ここまで私に時間を割いてくださったこと、今でも感謝しています。2つ目のプロジェクトは脱炭素社会実現のための戦略策定支援。タイ、インドネシア、シンガポールなどの海外のKPMGメンバーファームと連携して、各国の脱炭素化への取り組みをリサーチしました。英語を使って、かつロジカルにコミュニケーションしていく力が求められました。そして3つ目が、コールドチェーン物流の国際規格化に向けた戦略支援プロジェクトでした。こちらは、初めてプロジェクト開始から終了までの全工程に携わることができたため、プロジェクトの全体的な進め方を学ぶことができたと思います。

言うまでもなく、これらのプロジェクトは私にとって大きな成長に結びつきました。KPMGコンサルティングには、若手コンサルタントに必須の9つのスキルが具体的に掲げられており、それらのスキルが身についたかを各プロジェクトへのアサインが終わる約3か月ごとにメンターのフィードバックとともに振り返る機会を通じて、自身の成長を実感することができました。このメンターとの面談では、コンサル経験豊富な方からのアドバイスをもらうこともできます。そのアドバイスを通じて、明日から実施すべき具体的なアクションまで考えることができ、自身の成長のためのPDCAサイクルを回すのに非常に役立ちました。
そして何よりも貴重だったのは、当社のコンサルタントに求められるメンタリティを身につけられたことです。それは、クライアントの期待値を超えるために常にストレッチを続けなければならないという覚悟。忙しくてあっという間に過ぎていった1年目でしたが、その中で確実な成長を実感できたのはとても嬉しかったです。

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今は基礎を身につける学びのとき

2年目に正式な配属が決まり、私は人事領域のプロジェクトを主とするPeople & Changeチームに所属されることになりました。学生時代の留学生支援団体の活動経験から組織や人事に関心を持っており、コンサルタントとしてもこの領域でのスキルを磨きたいと思っていたので、希望が叶った形です。同時に、新卒2年目の段階で専門領域を絞るのは早すぎるのではないかという懸念もありました。この点について配属前に、過去のプロジェクトや社内イベントで関わりのあった上司・先輩の何人かに相談し、納得した上で決断することができました。このように、現在のプロジェクトでは全く関わりのない方であっても、個人的な相談事に親身に乗ってくださる環境が、KCにはあると思います。
現在参画しているプロジェクトは、あるクライアントの管理業務のシステム再構築プロジェクトです。古いシステムからの切り替えを契機に業務の改善や効率化を推進しようというもので、私は人事チームのプロジェクトの進行管理や業務フローの改善案作成などに携わっています。

学生時代に経験したような、組織が変われば人の意識が変わり、パフォーマンスも変わっていくワクワク感を味わえるプロジェクトには、いつか参画してみたいと思っています。一方で、現在のプロジェクトも学びは大きく、人事部の業務未経験の私にとって、人事部の実際の業務を知る貴重な機会となっています。どのようなプロジェクトであっても、日々経験する一つひとつの出来事が、やがて私の未来につながっていくと信じています。

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子育てしながら活躍する先輩たちの姿を目標に

将来のビジョンは、人事領域において高い専門性を発揮するコンサルタントになることです。まずは基礎を磨き、人事領域の中でも特に関心の持てるテーマを見つけ、専門的に取り組んでいきたいと考えています。
People & Changeチームには、子育てしながら活躍する先輩がたくさんいらっしゃいます。私自身、結婚や出産はまだ先の話かもしれませんが、いずれは育児と仕事の両立という問題に直面するでしょう。しかし先輩たちの姿を見ていると、自分にもきっとできるはずというイメージがクリアに思い浮かぶので、特に不安はありません。ワークライフバランスを充実させるための制度も充実しています。
もちろん制度に甘えるだけでなく、限られた時間内に質の高いアウトプットを出せるようでなければなりません。それこそが、クライアントの期待値の先をいくコンサルタント。その理想像を実現するために、これから1歩ずつ、積み上げていきたいと考えています。

※記事の記載内容は、インタビュー取材時点のものとなります。