社員インタビュー

Interviews

KPMGコンサルティング

激変期の金融業界だからこそ、確かな成長を遂げるチャンスがある。

島藤 孝弘

執行役員 パートナー
Banking and Capital Markets 部門リーダー
2017年入社 経済学部卒

メガバンクを経て外資系ソフトウェアベンダーの金融機関向け営業部門責任者、外資系金融機関(シンガポールおよび東京)のウェルスマネジメント業務等、一貫して金融業界関連業務に従事。外資系コンサルティングファームの金融サービス事業部門を経て、2017年にKPMGコンサルティング入社。Banking and Capital Markets 部門の責任者を務める。

金融一筋のキャリアの総決算として

バブル経済の後半に新卒としてキャリアをスタートさせることになった私は、海外での活躍を志して、当時グローバル事業に強みを持った大手邦銀に入行しました。その後、バブルの崩壊、所属銀行の合併、リーマンショックといくつもの荒波をくぐり抜けながら、30年近くにわたって金融業界関連の業務に携わってきました。
そうしたキャリアの集大成としてKPMGコンサルティングに入社したのは2017年のこと。当時私は大手の外資系コンサルティングファームに所属していたのですが、あえてコンペティターであり、しかも創業間もなく規模も小さい当社への転職を決意したのは、自らの手で新しい組織を育て上げながら同時にビジネスを獲得することに挑戦したいとの志があったからです。それまでメガバンク、メガ証券をはじめとしてビッグディールに関わってきましたが、自分の手で一から新たに顧客を開拓し、そこから大きな取引へと育てることに改めてチャレンジしたいと思いました。これまで金融業界で培ってきたネットワークや自分の強みであるリレーションシップ構築の力を、まったく新しい環境で試してみたいとの強い思いがあったのです。 当然、アカウントの開拓と同時に人材の採用、教育も行わなくてはならず、それは決して楽な道ではないとは思いましたが、だからこそ今まで得られなかったダイナミズムが味わえるだろうと考えました。50歳を迎えての、人生の大きな決断でした。

KPMGコンサルティング

培ってきた知見をアドバンテージに

金融機関をクライアントとする Banking and Capital Markets 部門の責任者としての私の大きなミッションの一つが、今も申し上げた新たなアカウントの獲得です。具体的にはメガバンク、信託銀行、地方銀行、証券会社、クレジットカード、コンシューマ金融と、保険以外の多くの金融機関がターゲットとなります。
私は新卒で邦銀の支店の一営業担当としてキャリアをスタートして以来、一貫して金融業界の数多くのプロジェクトを経験してきましたが、その中で培ってきた、金融業界のテクニカルタームがわかる、金融ITに精通している、グローバルな視点を身につけている、という強みは、現在でも大きな武器として生かされています。特に外資系ソフトウェアベンダーという立場から金融機関におけるITのあり方について取り組んだ経験は、デジタル化の影響を大きく受ける現在の金融業界において大きく生かされるものであり、また、グローバル志向を強める昨今のメガバンクにとっては、私が外資系金融機関で身につけた視点や知見は貴重なものとして受け止められています。
何よりも永続的な人間関係づくりを大切にしてきたという点は、クライアント・リレーションシップの構築において、最大の強みとして発揮されていると感じています。

KPMGコンサルティング KPMGコンサルティング KPMGコンサルティング

ダイナミックなチャレンジが始まっている

現在、金融業界は100年に一度の大変革の時期を迎えています。過去の成功体験が通用しないために金融業界にはダイナミックなビジネストランスファーが求められており、こうした激動の時代こそ我々のような外部のコンサルタントが出番なのは間違いありません。

実際に、金融の仕組み自体を根幹から揺るがそうとしているフィンテックの波にどのように対処していくか、業界再編の足音が迫る地方銀行は生き残りをかけてどのような道を歩んでいくべきか、といった相談が私たちのもとに寄せられています。そのような劇的なチャレンジをリアルタイムで経験できる巡り合わせは、コンサルタントとして大変に恵まれていることだと感じています。
グローバルなネットワークを通じて海外の先進的な知見を得られるというKPMGグループの強みに加え、国内においても会計・税務・アドバイザリーに特化した各プロフェッショナルファームとの連携を生かすことで、当社ならではの価値の高いコンサルティングサービスを提供していきます。
一方で、クライアントとは強いリレーションシップのもとでサスティナブルな関係性を築いていくことを私たちの基本的なスタンスとしているため、KPMGコンサルティングならではの強みを効果的に発揮できる案件に特化し、集中して取り組んでいく方針です。

KPMGコンサルティング

コンサルタントとはサービス業である

私の入社当時は8人しかいなかった Banking and Capital Markets 部門も、今では20人を超える組織へと成長しました。中核を担っているのは金融業界で豊富なキャリアを持つ中途採用の人材ですが、今後は新卒の優秀な人材も積極的に採用していきたいと考えています。
KPMGコンサルティング自体、ベンチャー企業的な急成長時代を経て、そろそろマチュアな環境づくりを視野に入れた舵取りを行うべき段階にさしかかっていると考えます。その中において Banking and Capital Markets 部門は今まで以上に成長エンジンのギアを上げ、金融激変期のダイナミックな環境下にあるクライアントに大きな貢献を果たしていくことを志しています。
私は、コンサルタントとは本質的にサービス業であると考えています。従って常にクライアントファーストで、自分の持つスキルや知見を通じて最大限の顧客満足度を実現しようとする姿勢が不可欠です。時代の先端を走る金融業界のリーダーたちと長期的な信頼関係を築くことのできる人間力、コミュニケーション力を持った方を、ぜひ新しい仲間としてお迎えしたいと考えています。

※記事の記載内容は、インタビュー取材時点のものとなります。