Find your way 01:新卒入社 K.Oさんのキャリア

チャレンジできる環境が整った会社で自分を大きく成長させたい

KPMG

— 自己紹介をお願いします。

2016年に新卒入社し、現在はDXA(Digital Transformation Acceleration)というデジタルトランスフォーメーションを伴走型で支援する部署に所属しています。これまで、デジタルテクノロジーを活用したBPR(Business Process Re-engineering:業務改革)やコストリダクション、売上伸長に向けた顧客戦略策定などのプロジェクトに従事してきました。

— 新卒でKPMGコンサルティングに入社した理由を教えてください。

海外に在住していたことがあり、外部から日本を見る機会が多くあったからこそ、「日本企業に寄り添って日本経済を回していきたい」と強く思うようになりました。幅広い業界を見て日本の社会やビジネスについての理解を深めながら、企業への貢献を通じて日本全体の価値向上に寄与することができると考え、コンサルティング業界を選びました。
KPMGコンサルティングに入社を決めた理由は、事業戦略の策定から、組織機能の設計、施策の伴走推進まで、End-to-Endで広く踏み込むことができる総合コンサルティングファームであることや、自身の関心の高いデジタル領域においてグローバルでもトップクラスのKPMGのメンバーファームとナレッジ共有可能なこと、一人ひとりに対して手厚いケア・フォローがあることに魅力を感じたからです。

KPMG

— 入社後の業務について教えてください。

初期にアサインされたプロジェクトには、メンターが付いて指導をしてもらいましたが、何よりも新卒1-2年目から、上位者のタスクを少しでも代わりに担当するなど、オーナーシップを持ってプロジェクト推進することを意識していました。メンターに相談したうえで、自ら主体的にクライアントのステークホルダーに対して業務のヒアリングを行い、現状を把握し、あるべき姿を描き、そのギャップを埋めるためのアクションとして、独学したRPA(Robotic Process Automation:ソフトウェアロボットを用いた作業の自動化)の導入を行い、「今まで2〜3時間かかっていた作業が2分で終わる」ということをクライアントに実感してもらいました。最初は部分的なRPA導入でしたが、各部署で実績を作っていく内に、最終的には全社規模でのBPRへと拡大したことも良い思い出です。

— 新卒からコンサルタントとしてのキャリアを描いていくうえで意識していたことはありますか。

まず小さくてもクライアントにしっかりと価値を提供できる、という軸を作ることが大切だと考えています。「この領域では戦えます」という武器が1つあれば、コンサルタントには向いていると思うので、その領域を見つけていくことですね。
KPMGコンサルティングには、興味のあるテーマの研修を自ら企画し、経営層へのプレゼンを経て参加できる海外短期研修制度があるのですが、新卒1年目で応募し、ブロックチェーンを勉強するためにエストニアに行った同期もいました。KPMGコンサルティングにはやりたいことに手を挙げて積極的に取り組む人が多く、切磋琢磨し合える環境がありますので、自分自身で専門領域や強みをつけていくことができます。

KPMG

— これまでの経験で印象に残っているプロジェクトはありますか。

RPAでは処理できない非定型業務の効率化を実現するために、その他のデジタルテクノロジーの導入支援に関わりたいと考え、AIを活用して経費処理業務の効率化を行うプロジェクトに手を挙げてアサインしてもらいました。このプロジェクトでは、領収書や請求書の情報をスキャンしてデータ化するOCRを導入し、さらに、AIを活用して自然言語処理で勘定科目などの自動振り分けを行う仕組みを構築しました。結果として、RPA単体では45%の定型業務を、AIを活用してプラス20%の非定型業務まで、全体として大幅な業務工数を削減できました。私が担っていた役割は一連の業務設計やRPAの構築などで、AI領域は外部ベンダーに依頼したのですが、クライアントの業務要件やシステム要件を定義するなど、でクライアントと外部ベンダーとの橋渡し的な役割も担当しました。
当時は、クライアント業界でも最先端の取組みだったこともあり、このプロジェクトは社長賞やKPMGジャパン全体のアワードも受賞した、思い出深いプロジェクトです。自分のアセットを活かし、RPAからAIへとデジタル領域でも語れる軸を広げていけるように経験を積んできたことが今のキャリアにもつながっていると思います。

— 現在はどのような業務を行っていますか。

全社的なDX戦略を描くというプロジェクトに参画しています。クライアントが目指す将来像がどこで、その実現のためにDXをどう活用していくか、DX推進組織をどう立上げてどう機能強化していくか、またどのようなスキルやマインドを持ったDX人材が全社にどれだけ必要で、そのためのチェンジマネジメントなどのアクションプランを検討しています。
私はマネジャーとして、プロジェクトを引っ張っていく立場です。クライアントの役員、部長クラスの方とも相対して示唆ある発言をし、円滑にプロジェクトを遂行していかないといけません。今まで自分が積み重ねてきたものの延長線として今ここにあるという実感があり、自分の成長も感じています。

KPMG

— 今後のキャリアについてどうお考えでしょうか。

今後は「デジタル×業務改革」という自分の軸を保ったまま、やれることの幅を広げていきたいと思っています。現在はクライアントの事業部の部長クラスの方と向き合うことが多いですが、役員層や、CXOの方とももっと相対して自然と相談してもらえる存在になれるよう、精進していきたいです。同業他社や、他業界、海外の新たな知見を学び続けることで、クライアントの現状とベストプラクティスとのギャップを埋め、クライアントにとっての最適なTo-Beを描き、実行まで伴走していくことがコンサルタントとしてのバリューだと考えます。デジタルの軸で、バリューを発揮できるテーマをさらに増やしていくことが現時点での目標です。

— 最後に、今後どんな方に入社いただきたいと思いますか。

KPMGコンサルティングには、1,000人を超える大きな組織になってきても、入社当時と変わらないチャレンジングな環境があります。手を挙げれば、自分のランクより1個上の業務を任せてもらえますし、1個上のランクの業務ができていれば、当然昇進もできます。
その反面、まだ若い会社ですので、これから創り上げていくこともあります。「自分はこうしたい、こういう組織にしたい」と、自分の考えを組織に反映させることも可能で、「5年、10年後どうなっているだろう」という楽しさがあります。チャレンジ精神を持つ方にはぜひ入社し、一緒にKPMGコンサルティングの将来を作っていただきたいと思います。