
KPMGコンサルティングとは?

KPMGコンサルティング
の目指すスマートシティ
ビジネスイノベーションユニットの取り組み
ビジネスイノベーションユニット(BI)は、50年後、100年後の未来を見据え、「今、取り組むべき社会課題は何か」という問いに常に向き合っています。
地方が抱える人口減少、少子高齢化社会、産業空洞化などに取り組むデジタル田園都市国家構想、地方創生に向けては、専門的に取り組むスマートシティチームを設立し、新しいまちづくりへの取組みを加速させています。
KPMGコンサルティングが描くのは、従来の枠にとらわれない新しいスマートシティモデル。これまでのノウハウに加えて、メタバース(仮想空間)、人工知能(AI)などの先進テクノロジーの活用のほか、社会課題解決に熱意のあるベンチャー企業などを巻き込んだエコシステムの形成、Z世代・アルファ世代の声も反映するまちづくりです。
“響鳴都市”名護 実現に向けた全体像
目指すもの
「つなぎ、創る・しなやかな未来」
“響鳴都市”名護
人や企業、まちの歴史と未来、最新技術と自然などのあらゆる観光資源が、「もっと輝く名護市を創る」という想いを持って、それぞれの力を発揮(音を奏で)、互いに響鳴させ(ハーモニーを生み出す)その力を最大限に引き出すまち
得られるもの
「つなぎ、創る・しなやかな未来」で
実現したいテーマ
街の賑わい
中心市街地活性化
「素通り観光」
からの脱却
産業創発
官民連携まちづくり
「Living Lab」の実現
人・文化の発展
人財循環サイクルの
形成
郷土愛の醸成
直面する地域課題の解決
支えるもの
「つなぎ、創る・しなやかな未来」を
創る為の原動力
ハード
ソフト
原動力
名護市スマートシティにかける想い
~アドバイザリーサービスだけで留まらないKPMGコンサルティングらしい
“オーケストレーション”による地方創生モデルの創造
沖縄県名護市とは2022年8月に包括連携協定を締結し、「もっと輝く名護市」の実現に向け、ビジョン・計画の策定から実証・実装に至るまで、総合的かつ中長期的にさまざまな活動を推し進めています。「スマートシティ名護モデル」として、国内外の地方創生のモデルケースとして発信していくことを目指しています。
産業創発・雇用創発を最重要課題とする名護市で、大学、住民の方々との地域連携や、企業やスタートアップとも連携をし、デジタルファイナンス、モビリティ、教育、医療など多様な観点から名護市と一緒に挑戦を始めました。KPMGコンサルティングがこれまでに培ったアセット・スキルを存分に発揮し、デジタルの力を徹底的に駆使して、名護市の魅力あるコンテンツを武器に産業創発・雇用創発・人材育成と、「仕掛けの実装」まで踏み込んでいく、アドバイザリーを超えた新しい地域創生モデルの創造です。


名護市ってこんなところ
沖縄県本島北部に位置する名護市は、西は名護湾、東は太平洋と澄み渡る青い海に囲まれ、名護岳や多野岳など、多くの山々も連なり、世界遺産のやんばるの森の地域の中心地として観光客も多く訪れる自然豊かなまちです。雄大な自然に、心と身体が癒される環境があります。
- ・ソーキそば発祥の地
- ・日本で最初にサミットを地方開催
- ・プロ野球キャンプの先駆け
- ・ユニークな名護市庁舎
名護市のシンボル、名護市庁舎は有名建築家、ル・コルビュジエの弟子として知られる吉阪隆正の教え子・弟子による印象的で斬新なデザイン

『吹奏楽クリニックin名護』開催!

2022年11月3日、KPMGコンサルティング共催で名護市50周年記念事業の『吹奏楽クリニックin名護』が開催されました。コロナ渦で、演奏会、コンクールなどで演奏する機会を失ってしまった名護市北部地区の中学・高校・大学の吹奏楽部のためにという名護市の強い想いのもと、世界で活躍する指揮者の佐渡裕さんをお招きし、実施に至りました。
課題曲は今年度吹奏楽コンクール課題曲でもある『マーチ・ブルー・スプリング』。この日のために選抜された生徒によるバンド演奏が、佐渡さんの指揮によってどう変わっていったか、クリニックの様子をレポートします。

ⒸTakashi Iijima

ⒸTakashi Iijima
バーンスタイン、小澤征爾に師事。
ベルリンフィル、パリ管弦楽団等、毎年ヨーロッパの一流オーケストラへ多数客演を重ね、世界で活躍する日本人指揮者として最も注目されている日本人指揮者。
2015年9月よりオーストリア、ウィーンの名門で110年以上の歴史を持つトーンキュンストラー管弦楽団音楽監督に就任した。
国内では兵庫県立芸術文化センター芸術監督、シエナ・ウインド・オーケストラ首席指揮者を務める他、2023年4月より新日本フィルハーモニー交響楽団音楽監督に就任。『題名のない音楽会』の司会を7年半にわたって務められたことでも有名な演奏家憧れの存在。
Q&Aコーナーの中で、佐渡さんがリコーダーでアニメ曲を披露してくださいました。誰もが一度は吹いたことがあるリコーダーであんな演奏ができるんだ、と会場が盛り上がりました。
実は、このリコーダー、会場になく、当日に近くの中学校から急遽お借りしました。名護市の皆さんの連携で準備が整い、佐渡さんの演奏を聴くことができたのです。名護市のチームワークの良さも実感するエピソードでした。
吹奏楽クリニック
~緊張した姿から、音に変化が
まずは、いつも通り先生の指揮で、佐渡さんの前で課題曲を披露。緊張した様子が客席にも伝わってきました。演奏が終わると早速、指導開始。
最初にお話があったのは、バンドの中での“役割”のお話。「バンドはそれぞれの楽器に役割があり、それが重なることでハーモニーが生まれる。トランペットは華やかなファンファーレで皆を高揚させる。トロンボーンやベースはみんなを後ろから支える役割も果たしているけれど、メロディーもあるよね。打楽器はみんなの足並みをそろえる役割」と、目立つメロディーがなかったり、低音楽器だったとしても、欠かせない役割がある存在であると生徒たちの意識を変えるところからスタートです。
次は、メロディーだけ、ベースだけと、各パートに分けた指導が続きます。
「1拍目はもっと強く、華やかに、2拍目はリズムを付けて」、「メゾピアノが大きすぎる、もっと柔らかくできるかな」という佐渡さんの言葉に、生徒たちは「はい」と気合の入った返事をしてから演奏。佐渡さんが真剣に向き合って、伝えられた言葉だからこそ、生徒がそれに応えて変化が生まれていくのが分かりました。

それぞれの役割で響鳴し、もっと輝く姿へ
最後に、締めくくりとして佐渡さんの指揮で『マーチ・ブルー・スプリング』を通して演奏。出だしの音の華やかさが最初とすっかり変ったことに驚きました。演奏を終えて、立ち上がった生徒たちは、言葉では言い表せない満足気な、自信がついたような表情で、客席から大きな拍手が寄せられました。
佐渡さんご自身も幼いころに出会った恩師を一番の憧れとして、譲り受けた指揮棒を今でもお守りとして持ち歩いていらっしゃるとお話してくださいましたが、この吹奏楽クリニックin名護の参加者にとって、佐渡さんとの出会いが今後の人生のきっかけになったかもしれない、そんな濃密な時間でした。
それぞれの楽器に役割があり、それぞれの一番良い音を奏でることで、人を感動させるハーモニーが生まれる。これはまちづくりにも通ずるところがあります。住民、企業など、それぞれが最大の力を発揮して、“響鳴”することで、もっと輝くまちになる。その力を最大に引き出す指揮者の役割を、KPMGコンサルティングは名護市と一体になって担っていきます。
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KPMGコンサルティングは、社会課題や地域課題に正面から向き合い、新しいビジネスモデルを創り上げる挑戦をしています。
簡単な挑戦ではありませんが、目の前の課題を超えて、全体像を描ける方、取り組みたいテーマがあり、それを解決したいというパッションがある方と一緒にチャレンジし、新しい世界を切り拓いていきたいと考えています。
コンサルティングファームだからこそ出せる価値、コンサルタントだからこそやるべきこと、KPMGのブランドとネットワーク、インサイト、カルチャーをもってすれば、ビジネスとして成立させるモデルが構築できるはずです。戦略思考、デジタル活用力、実行・実現力、そしてそのベースにあるパッション・妄想力、すべてを駆使して、本気で事業創造・社会変革に挑みたいという仲間を待っています。