社員インタビュー

Interviews

KPMGコンサルティング

クライアントファーストを念頭に、徹底してフェアネスを貫くことが、コンサルタントとしての矜持。

山根 慶太

執行役員 パートナー
セクター部門 TMT Japan リーダー
2014年入社(中途) 経済学部卒

外資系コンサルティングファームを経て2014年に入社。現在、Telecom, Media & Technology(TMT)部門の責任者。前職より、通信、ハイテク、エンターテイメント業界を中心に、新規ビジネス立上げ、営業改革、コンタクトセンター立上げなど事業戦略およびCRMに関する幅広いプロジェクトに携わる。

生涯現役を目指して攻めの姿勢を貫く

2014年に外資系コンサルティングファームからKPMGコンサルティングに籍を移したとき、私は40代の半ばでした。一般的にキャリアの後半にさしかかる40代という年齢は、“守り”や“管理”といった働き方を意識するものかもしれませんが、コンサルタントでいる限りは年齢に関係なく生涯現役として成長し、攻め続ける意識を持たなければ、コンサルタントとしてのバリューを発揮できません。私がKPMGコンサルティングに迎え入れていただいたのも、第一線で活躍しているという評価をいただいたからだと自負しています。
そして、コンサルタントとしてさらなるバリューアップを目指すことを考えたとき、KPMGコンサルティングが誕生間近で組織が小さいということは、私にとって大変な魅力でした。というのも、少数ゆえに個人に大きな裁量が任され、自分の成長と会社の成長をシンクロさせられる確信があったことと、新規のビジネス開拓を行う上でセクショナリズムなどを気にすることなく自由にのびのびと動けると感じたからです。生涯現役コンサルタントとして攻め続けていくことを考えたとき、こうした風土は当社ならではの得がたいものに感じられました。

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過去の成功体験にとらわれない

情報通信、メディア、テクノロジー業界(TMT)を担当する部門において、私はクライアントフェーシングの最前線であるセクターリードとして案件開拓からクライアントの課題解決に至るまでのプロジェクトの品質管理に携わっています。ゴー・トゥ・マーケット、いわゆる“営業”がセクターとしての使命ですが、当然のことながら当社の商品は“モノ”ではありませんので、一般的な営業活動とはイメージが異なります。つまり、クライアントの課題をヒアリングによって浮かび上がらせ、当社の持つコンサルティングサービスラインを駆使してソリューションを創りあげて提供することが、一番の醍醐味となります。目に見えない課題を定義し、目に見えないサービスを組み立ててソリューションを構築する、いわばプロジェクタイズがセクターのコンサルタントのミッションといえるでしょう。

特に私の担当する、情報通信、メディア、テクノロジー業界のプレイヤーは、旧型のビジネスの破壊者であると同時に後続のビジネスによって破壊され得る立場でもあります。よって過去の成功体験に捕らわれず、斬新で革新的な発想や視点を持てることがコンサルタントにとっては重要です。また、クライアントの顕在化した課題を単一の課題として捉えるだけではなく、より広範囲で複雑な課題の存在を見出し、サービスラインの数々のソリューションを駆使して課題解決の道筋を照らしていくことが、セクターのコンサルタントには特に求められます。そのため多くの課題の中からどれに先に手をつけるべきか優先順位を立てていくための、メリハリのある考え方も必要となります。

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クライアントに対しては常に誠実でありたい

何かを売って終わりの単発のビジネスを行っているのではありませんから、クライアントとは非常に長い期間にわたって付き合うことになります。そのためクライアントの課題に対してどれだけ“自分ごと”として受け止められるか、要は自分がクライアントのCEOなりCxOだったらどうするかといった想い、目線、熱意とともに具体性を持って語れるかが重要となります。クライアントファーストを貫くため、クライアントが前のめりになるような施策であってもそれがマイナスに働くと感じたら、その施策にストップをかけることもためらいません。時にプロジェクトが予期せぬトラブルに見舞われ、いわゆる“火を噴く”状態になったとしても、決して投げ出すようなことがあってはなりません。
こうした姿勢の根底にあるものは、クライアントに対してとことん誠実でありたいというフェアネスの精神です。KPMGのロゴのアシュアランスブルーに象徴されるフェアネスさは、当社のコンサルタントの誰もが誇りとする姿勢といえるでしょう。

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デジタル社会のイネーブラーとして

TMT業界はデジタル化の最前線でもあり、あらゆる事象がデータ化されて活用される最もデータドリブンな業界です。フィンテックやIoT、AIなどに代表される社会のデジタル化を牽引するものであり、TMT業界を通じて我々はあらゆる産業のデジタル化のイネーブラーとして社会に貢献しているという実感を得ることができます。
TMT業界は米国を中心とした海外企業が先頭集団を形成しているということもあり、グローバルとの密な連携も重要です。例えばシリコンバレーにあるKPMGオフィスとはメールや電話だけでなく直接現地でミーティング、ディスカッションすることも多くあります。また、世界最先端の技術を持つ企業とのワークショップからは多くの刺激を受けるとともに、一方でそういった企業の新サービスのローンチを支援する機会も多くあります。あるいは、日本企業の海外展開サポートや海外最新事例のロールインといった案件も多数です。
TMT業界は今まさに産業のトレンドでもありますし、これからの社会の発展を大きく左右する分野であることは間違いないでしょう。コンサルタントとしてTMT業界に携わっていることは、私にとっても大変な刺激となっています。

※記事の記載内容は、インタビュー取材時点のものとなります。